春はあけぼの、くしゃみ止まらず | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「暑さ寒さも彼岸まで」などの言葉があるが、そのお彼岸がやってきた。
行きつ戻りつしながら、着実に春の歩みを深めている。
まだ、花粉が気になる季節ではあるが、SNSなどで弾むような便りが響く。
「あっ、桜の花が咲いているのに遭遇しました」

♫梅は咲いたか 桜はまだかいな~
江戸端唄のごとく、待ちきれない春といったところでもある。

梅に関して、曹洞宗の開祖となる道元禅師が著した『正法眼蔵』梅花の巻に
「梅 早春を開く」とある。
梅は、まだまだ寒い日差しの中に、香りを放ちながら枝に小さな花をつけている。
厳しい冬を打ち破っていち早く花をつけるのが梅。
梅の花は、この言葉のように、まさに早春を切り開いているかのようでもある。

この道元禅師の「梅 早春を開く」の言葉は、そのような視覚的な捉え方ではなく、
暗喩として捉えるのがいいという。
この言葉の梅の文字を「自己」。
そして、早春を「人生」とあてる。

そうすると、この言葉は、「自己、人生を開く」となり、
「自己を確立し、厳しい中にも自身の道を切り開く」
と読み解くことができる。

今は、旅立ちの季節。
若い人にこんな言葉を贈りたい、、、

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<了>