ロン毛だと紅白に出られなかった頃。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

♫いつか、君と行った〜映画がまた来る〜
授業を抜け出して〜二人で出かけた〜
シンガーソングライターのユーミンの歌『いちご白書をもう一度』は、
このような冒頭部分から始まる。
ユーミンとは、ほぼ同年代のせいか、この歌を聞くたびに我が思い出のようにその頃の情景が浮かんでくる。
歌詞に出てくる映画『いちご白書』(1970年)は、アメリカの大学紛争を描いたアメリカの作家ジェームズ・クネンの同名小説を映画化したもの。
その頃は、世界的に大学紛争が激化。
フランスでは大学のみならず1968年に大々的なデモが吹き荒れた。
それらは5月革命と総称され、カンヌ映画祭が中止に追い込まれるといったことが起こった。
その影響か、翌年には、この『いちご白書』がカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞している。
日本でも同様に大学紛争が吹き荒れていた。


その頃をモデルにして作られた『いちご白書をもう一度』は、バンバンが歌い、
紛争が激しかった時代を彷彿とさせるもの。
歌詞に出てくる主人公のボクは学生運動にも参加する学生であった。
授業を抜け出して、映画『いちご白書』を観に君と出かけた。
大学を卒業する頃となり、就職も決まって、
それまでの長い髪をバッサリと切って君と会ったとき「もう若くないさ」と君に言い訳した。
などという、まさにあの時代を表しているような歌詞だった。

映画『いちご白書』では、コロンビア大学で起こった紛争に対して、
警察と州兵が鎮圧するべく大学に入って行き、催涙ガスと警棒で次々抑えられていく。
主人公のサイモンが抵抗し、飛びかかるストップモーションのシーンで終わるというもの。

今、コロンビア大学で同様のことが起こっている。
大学構内に警察と州兵が突入し、反対学生を抑え込んでいる。

あの頃が蘇ってくる...。

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<了>