その創始者は住友政友という新潟生まれの涅槃(ねはん)宗の僧侶。
「住友」では、商家の住友家を興した政友を「家祖」と呼び、
銅精練の技術を開発した政友の義兄である蘇我理右衛門を「業祖」と呼んでいる。
政友が興した祖業は、薬種業と出版を手がけていたという。
出版に関しては、その当時も活きた法律の書である『御成敗式目』や
源信の宗教書である『往生要集』などを出版。
この住友政友は文章にも長けており歴史書や住友家の家訓となる商家の心得書を書いている。
今でいえば、起業家であり文筆家。
この創業の心意気が現在に繋がっているともいえる。
ちょっと面白いのは、「商いと文章は似たところがある」という言葉を残している。
どちらも、この御仁が得手とするものだが、この後の文章には、
「カッとなったり悲しみに沈んだときには、行なうべきでない」
という意味の言葉が記されている。
これを解説すると、気持ちに余裕がなくなると「商(あきな)い」も、
ただの金儲けの手段になってしまう。そして、文章も名文は書けない。
「文も商いも、人なり」ということらしい。
今日のニュースには、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、
「米国と関税合戦が起こればユーロ圏はインフレが急上昇する可能性がある」と語ったという。

今の関税に関する問題は、余裕の中で生まれたものではなく、報復が主なこと。
こんな中でいいものが生まれるハズもない。
貿易は、すなわち商行為。
住友政友の言に戻れば、
こんな形で「商い」はすべきでないというところだろう。
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