・・・・・・・っということで、MLBも終盤に差し掛かり、MVPは大谷翔平選手にすべきか、アーロン・ジャッジ選手にするかで論争が起きていますね。
薬疑惑のないクリーンな選手が、三冠王と共に本塁打62本以上を達成すればMLB新記録となるそうです。
一方、大谷選手は投打の両刀どころか、どちらの分野でも専業選手の上位の成績を残しています。
MVPを獲得した去年より、ずっと上の記録を残すのであれば、今年選出されない理由はないでしょう。
ジャッジ選手の記録は単純明快です。
単純明快はアメリカ人の好むところです。
ぼくの予想では、たぶんジャッジがMVPを獲得するでしょう。
ぼくはそれに文句をつけるつもりはありません。
しかし、何十年後、いや100年後になって、この判断は正しかったのか、アメリカ人には後ろめたさが残り続けると思います。
「神」と称えられたベーブ・ルースの記録を易々と破った大谷選手は、「神」でなければなりません。
2022年シーズン、神を落選させたという後悔がつきまとうはずです。
将来において、ジャッジ選手の記録を破る選手は間違いなく出て来るでしょう。
アメリカ野球の歴史で、大谷を超える選手は存在しなかったし、将来においても出現しないはずです。
大谷選手のブレーを生で見られる幸せな世代を僕らは生きているのです。
・・・・・・・
以上は、どーでもいい話です。
肝心なのはこれからです。
大谷は「人種の壁」と戦っているのです。
これには誰も触れませんが、心の片隅で思っていることでしょう。
アメリカの国技において、日本人が「神」になることは許されない。
それが人種の壁の正体です。
100年後になっても、アメリカ人に付き纏う後ろめたさの正体はこれです。
まあ、大相撲でも起きていることを棚に上げ、他国を批判することは矛盾することですが。
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今年、大谷選手はMVPを取れなくてもいい。
これからは、「三冠王」と「サイ・ヤング賞」を同時獲得を目指せばいい。
それなら文句はないでしょう。
大谷選手には、その可能性があるのです。
スゴい選手ですね。