こんにちは。
保健師マザーズコーチ・ペアレンツコーチの、真琴です。
今日、Xを見ていたら
うつ病はウィルスのせい、という記事が出ていました。
ちょっと気になったので調べてみたら、
ここで出てくるウィルスって、
突発性発疹の原因となるヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)。
今回は、この意外な関係性について、
ママが安心して過ごせるように、
できるだけわかりやすく解説しておきたいと思います
落ち着いて! 突発性発疹にかかった=うつ病、は誤解です!
え!?ウィルスでうつ病になるの!!??
ヒトヘルペスウイルスって聞いたことあるよ!?突発でしょ?
うちのコかかったけど、大丈夫??


と思った方。
(ウィルス名の知識などが少しある方ほど不安になるかもしれない)
最初にハッキリとお伝えしておきますね。
「突発性発疹にかかったからといって、
その子が今うつ病、もしくは将来うつ病になる」
という話ではありません。
全く違う話ですからね。
心配しないでくださいね。
ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が引き起こす突発性発疹って、
ほとんどの赤ちゃんが経験済。
熱発→発疹っていう、わかりやすい発症がなくても、
生後6ヶ月~2歳ごろまでに、ほとんどの子どもが
このウィルスへの感染を経験しています。
つまり、私たち大人のほぼ全員が、すでにこのウイルスを持っているんです。
あの話はどういうことなのかというと
慈恵医科大学、近藤教授によるこの研究は、
疲労がたまることで、
脳のストレス反応を増幅させるSITH-1っていうタンパク質が活性化して、
うつ病発症乗リスクが高まる。
そのタンパク質を作る段階で、
「ヒトヘルペスウィルス6(HHV-6)」が関係している
ということらしい。
さらにもうちょっと噛み砕くと
うつ病研究が少しずつ進んできている、
気合の足りなさとか心の弱さとか、
そういうことがうつ病の原因なんじゃなくて、
ウィルスもうつ病に関係しているんだ!
というのが今回の研究の大事なことだと思います。
あと、「疲労がトリガーになる」というのは
なにげにめっちゃ大事なことだと思う。
もしかしたらこの研究から将来的に
うつ病の新しい治療法、治療薬が出てくるかもしれませんね。
(すごーくざっくり書いたので多少ズレがあるかも。
詳しく知りたい方は、調べてみてください)
とはいえまだ研究途中のことですし、あくまで「可能性」です。
何度も書いちゃいますが
「突発性発疹=うつ病!」って思っちゃうのは心配のしすぎですからね
突発性発疹は大変だよね…
さて、少し難しい話になってしまいましたが、
ここからはママ向けの、突発性発疹のお話。
突発性発疹は、多くの赤ちゃんが経験する、ありふれた病気です。
高い熱が続きますし、
「生まれて初めての熱発」だったりすることも多いので、
親も本当に心配になりますよね。
突発性発疹の特徴的な症状としては
突然の高熱(38~40度)が3~4日続く
熱が下がった後に発疹が出る
機嫌が悪くなったり、食欲が減退したりする
という感じ。
でも、ほとんどの場合は1週間ほどで自然に治っていきます。
別名「不機嫌病」と言われるくらい、
めっちゃくちゃ期限が悪くなるパターンが多いのもこの病気の特徴ですが、
(本当に不思議なくらい不機嫌になるんだ…)
これもまた、
発疹が消えてくる頃(発疹が出て3~4日くらいと言われています)には
落ち着いてきますから、
激しい不機嫌にへとへとになるママさん達
、
どうにか…どうにか頑張って…。
(体調不良&不機嫌の時って、
「
ママじゃなきゃ駄目!
」になりがちだよね…

。
本当に大変なんで、パパはママへのサポートを頑張ってほしい…)
かなり昔に書いた、熱が出た時のチェックポイントの記事をおいておきます。
熱性けいれんとかにならなければ、基本的に様子を見るので大丈夫。
とはいえ様子が心配なときは、
かかりつけの小児科の先生に相談してくださいね。
突発性発疹は子育ての通過点。
大変だけど、終わりは来ますし、
そうやってひとつずつ、強くなっています。
お子さんの体調をしっかり観察しつつ、
ママ自身もどうにか休息を取ることを意識してくださーい!