(前回の関連記事はこちら です。）

前兆

９月も終わりに差し掛かった頃です。
相変わらず背骨は熱いのですが変化がありました。

手足も同じように熱くなってきて、熱気が陽炎のように周囲に
立ち昇っている感覚がありました。

ある気功教室に顔を出した時ですが、わたしの左側の席に女性
が座ったんですね。

するとしばらくして、
「あなたのいる右側だけ、あたしの体が熱いわ！」とあきれた
ような顔をされた事を憶えています。

しかし、不思議なのが性器付近から背骨を熱気が通っているのに
脳の中で止まってしまうんです。

気功では「小周天」といって、頭に来た気を眉間から体の前面に
落とすんです。
こうする事でチャクラを活性化させるんですね。
（この前面の経絡を任脈（にんみゃく）といいます。）

もちろん任脈に気は流れているのですが、背骨を流れている熱線の
ような陽気は脳で止まっているんです。

そこである晩、意念を使って脳の中の陽気を額まで移動させました。
すると眉間の辺りがジンジン痺れ出して振動をし始めました。

「おっ、これはイイ感じだな。」と思ったのですが、もう遅くなった
し寝ようと思いベッドに入り灯りを消しました。

クンダリーニ覚醒

わたしは入眠時のリラックス状態を利用して瞑想を行う事を

日課にしています。

座って行う瞑想と違ってリラックス状態に簡単に入る事が

できるんですね。

眠りに落ちて意識が消える手前の、

「意識はかすかに残っているが体は眠っている状態」を

キープするわけです。

この日も、寝床についてから徐々に意識を落としていきました。

体の感覚が薄れてウトウトし始めた時です。

いきなり耳のあたりでベルが鳴っているようなけたたましい音が

鳴り始めました。

「こんな時間に誰かベルを鳴らしてるのか？」と訝っていると、
いきなり胸の奥で振動が始まったんですね。

ちょうど携帯電話のバイブ機能が胸の奥で振動しているような感じです。

するとその振動がだんだん激しくなってきて体が上下に揺れ始めました。

「うわっ、どうしたんだ？」と思っていると尾骨が異様に熱くなりました。

すると次の瞬間、耳元で爆弾でも落ちたみたいな轟音がゴゴーッ！と響いたと
思ったらいきなりエネルギーが背骨を突き抜ける感覚がして目の前で金色の
光がさく裂しました。

その時、部屋は真っ暗で目を閉じていたはずなのに、
これが本当に目の前でフラッシュが焚かれたようなまぶしさです。

しばらくすると、目の前でさく裂した金色の光が次第に薄くなっていったんですね。
すると、その向こう側に何か同じような金色の人影のようなものが見えたんです。

その瞬間、自分でも何故か分からないのですが非常にありがたい気持ち

になりました。
そして、その金色の人影に向かって
「ありがとうございます！」「ありがとうございます！」と心の中で何度も
唱え続けました。

そうしていると、またゴゴーッ！と轟音が地鳴りのように響いてきて目の前で

金色の閃光がさく裂しました。

そして、更にもう１度、光のさく裂が起きて意識を失ってしまったんですね。

しばらくして、意識が戻ってベッドから上半身を起こして灯りをつけてみると、
寝床についてから３０分くらいしか経っていませんでした。

「さっきのは一体何だったんだろう？」と呆然としたのですが、
不意に睡魔に襲われて再び眠りにつきました。

そして、朝を迎えて目覚めた時に、自分の変化に気付きました。

つづく

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