庭!
夕霧花園
(2019年/マレーシア/120分)
監督:トム・リン
【ストーリー】
マレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説「The Garden of Evening Mists」を原作に、亡き妹の夢だった日本庭園造りに挑むマレーシア人女性と日本人庭師の切ない恋を、戦中の1940年代、戦後の50年代、80年代の3つの時間軸で描き出す。1980年代、マレーシアで史上2人目の女性裁判官となったユンリンは、さらなるキャリアアップを図るべく奮闘していた。そんなある日、かつて愛した日本人庭師・中村が、終戦時に日本軍が埋めたとされる埋蔵金にまつわるスパイ疑惑をかけられていることを知り、彼の潔白を証明するため立ち上がる。(映画.comさんより)
【かんそう】
大阪アジアン映画祭2020オープニング作品でしたね。
そしてこちらの作品ですが、戦争時代のお話がメインなのでかなり戦争色が強く(当たり前)、わかってはいたけれど日本軍のマレーシアでの蛮行には「……」と悲しくなりましたわ。
もしかして…作品自体にトム・リン監督っぽさもあまり感じないかな?
とも、思いましたが、感情の揺れを繊細に表現、そして、うっとりする映像美…という点はやはりトム・リン監督ならでは、でしたね。
日本の庭園文化が結ぶユンリンと有朋の物語ですが、ミステリアスな要素があるのは「山下財宝」という都市伝説が絡んでいるから…。ちょっと不思議でしたけどうまく絡めてたな。
山下財宝って本当にある都市伝説なんですね
そして時が流れて近代パートのユンリンを演じるのはシルヴィア・チャン!
このパートも私は好きでしたねぇ。
戦争の悲惨さも描かれていますが、終始ミステリアスな雰囲気を纏った静かなラブストーリーでした。
くうこのおまけ
ネタバレですが…
阿部ちゃんのベッドシーンがあり、阿部ちゃんにそんなイメージ全くなかったのでとても新鮮でした。
あとで思わず調べてしまったのですが、阿部ちゃん…この作品の数年前にも映画でベッドシーン演じてはりましたわ…
て、どんだけ興味津々やねーん!!
うりぼう4つ:
2021.8鑑賞
ありがとうございました