国内ラグビーの最高峰である『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』も早や序盤戦が終わりました。DIVISION1はこれから交流戦へと突入します。

 

 

競技場へはなかなか足を運べませんが、いまのところJSPORTSですべての試合を観戦できています(セットプレーの中断のところは早送りしている試合もありますが)。国内最高峰のリーグですし、レベルも高くてメチャメチャ面白いですね。

 

そこで今回は12チームの戦いぶりについて現時点(1月22日現在)の順位ごとに振り返ります。

 

まず、下位から。現在12位はDIVISION2からの昇格組である花園近鉄ライナーズです。0勝5敗、ポイント1、得失点差マイナス197。2試合連続70失点というシーンもありました。さすがにDIVISION2とはレベルが違いますね。

 

オフェンス主体のチームだと思うのですが、ディフェンスが弱いのと、80分フルに戦うためのフィジカル面も不足しているように感じました。故障者が多くまだベストメンバーを組めていないということもあると思いますが、現状では入れ替え戦まっしぐらというところでしょう。

 

11位は静岡ブルーレヴス。0勝4敗1分、ポイント4。5試合とも接戦でいずれも勝ってもおかしくないゲームばかりでした。持ち味である接点やスクラムでの強さはさすがという感じです。

 

一方でつまらないペナルティが大事な場面で出てしまい、勝ち切れずに終わってしまうケースが目につきます。日本人主体でよく頑張っていると思いますが、外国人の大物プレーヤーがもう1~2名いるとまた違った結果になったのでは…と思わなくもありません。ポテンシャルは高いはずなのですが。それにしてもクワッガ・スミスは本当にいい選手ですね。

 

10位はNECグリーンロケッツ東葛です。1勝4敗、ポイント4、得失点差96。初戦の近鉄戦では久しぶりの勝利を挙げました。もともと得点力のあるチームですが、昨季よりもディフェンス面が向上し強くなっているとは思います。

 

ただ、前半は踏ん張っても後半はスタミナ切れで崩されてしまい、結果として点差をつけられて敗れる試合も相変わらず多いですね。現状では入れ替え戦に回る可能性が高いですが、トップリーグ時代の初期は強豪として知られたチームでもありますので、さらなる奮闘を期待したいですね。

 

9位はトヨタヴェルブリッツ。1勝4敗のポイント6。初戦の“東海ダービー”静岡戦で勝利を収めたものの、その後は4連敗で下位に沈んでいます。選手の質は高いですし実力的にはプレーオフ県内を十分に狙える力はあると思います。

 

ただ、2戦目でダイナボアーズに敗れてから、勝ちきれなくなったように思います。なんとなくですが、プレー全体が淡白で受け身のように感じてしまうんですね。ひたむきに勝利を狙おうという雰囲気が見えません。前述のように力はあるので、交流戦でスイッチが入れば…というところでしょうか。全国社会人大会時代からの古豪ですので、意地を見せてもらいたいものです。

 

次回は5~8位について書きます。

 


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