さてさて、本式念珠作りを始めるわけですが、道具が一つだけ要ります。
100均で万力(C型クランプ)というのを買ってくるべし。
私はダイソーで買いました。それに丸箸をテープで固定して、房を作るのです。
編み方は丸四つ編み。YOUTUBEにも編み方があります。
どこをどんなふうに編むかは出来上がりを見て逆算したらなんとなくわかります。
何回か実際やってみてここは後何センチ必要だとかわかってくるまでやりました。
房を編む作業がメインと言っても過言ではない。
紐を編む⇒環を作る⇒玉を通す⇒糸を足して更に編む(露玉の下から梵天の間)
指が乾燥しすぎると糸が引っかかるし、手汗をかいても引っかかる。
YOUTUBEで見たようにサクサク編める訳ではなく、ほんの少しづつしか進まない。
一番大変だったのはこの糸を編む作業。猫がいるお宅はホントに大変です。
猫というのは、紐やら糸やらが大好きなので、確実にじゃれついてきます。
猫が寝ている間にやるんですが、途中で起きてきたら邪魔されます。
練習も兼ねて、一日目に房一つ完成させるのがやっとでした。
二日目は慣れてきたので意気揚々と編んでたら、糸の量多かった・・・穴に通らん。
やり直して見たがちょっと細いか・・・ま、いいか。もう疲れた
露玉から下の糸が増えた丸四つ編みが少し歪ですけど味です、味。
右上の丸いのが梵天。コレを房の先っちょにつけます。
中糸の先を削ってボンドで尖らせて硬め、珠の穴に通していきます。
アメジストの珠に一つだけ穴が小さいのがありました。
予備として一つづつ増やして買っといて正解でした。
親玉はT穴なので通すときはテグスを使わないと無理ですね。
半装束の珠の通し方は「左右とも達磨から二十二珠(四天を除く)までと、緒留より五珠までの計二十七珠(左右で五十四珠)を水精(水晶)とする」らしいです。達磨というのは浄名のついてる表房が付いてる側の親玉、緒留とは裏房側の親玉のことです。
そうして出来たのがこちら。右手が達磨。
ん?あれれ?四天の位置が上記の文面と違う・・・?主珠の並びは合ってるけど四天の場所が逆だわ・・・・はい、やりなおし~
全部通し直して四天の位置が変わってますね。
なかなかの出来ですよ。材料費だけで3万ちょいですけど、
オーダーメイドで作ってもらうと倍くらい取られそうでしたし、
費用は昨年の町会長のお手当を使ったので自腹は3000円くらい?
自分で作る楽しみと苦しみのお陰で、出来上がりの愛着が違いますね。
出来上がりの大きさは一尺サイズの範囲内でした。ええ感じや。
コレを入れる数珠袋はこだわりもないし面倒なのでもうネットで買います。
は~疲れた。