■昨日は韓国の民族最大の名節「ソル（旧暦元日）」でした！♪´▽｀)/

昨日の「ソル」の集まりで記念撮影。私は撮影です。まだ到着していない家族も多いです。

昨日は韓国の民族最大の名節「ソル（旧暦元日）」でした。韓国人が韓国人であるというアイデンティティに立ちかえる日が、昨日の「ソル」と秋の「チュソク（中秋節）」であり、その中心は、ご先祖に対して、または生きているご先祖である父母に対して平伏で敬拝を捧げる姿ですよね。今年もその日の雰囲気を写真でお伝えします。！ヾ(≧∇≦)〃♪

連休は明日までですが、今朝も我が家では家族揃って「トックク（お雑煮）」を食べ、私は今、薬菓（약과、ヤックァ）という韓国の伝統的な菓子をもう何個目か、食べながらこれを書いています。韓国のお雑煮である「トックク」は餅が入った汁物ということだけが日本と一緒で、餅ももち米ではなくうるち米で作った伸びないスライスだし、汁は牛の骨を煮込んだ白い濃厚スープです。

ということで、昨日は朝早くから皆で「茶礼床（祭壇）」の準備をし、それらを並べるのはいつものように私が担当しました。いちおう、「棗栗梨柿」（左からナツメ、栗、梨、柿の順で）、「魚東肉西」（魚が東で肉が西）、「頭東尾西」（魚は頭が東で尾が西）、「紅東白西」（赤いものは東で白いものは西）などを知っていますが、でも昨年の「チュソク（中秋節）」前に、儒教の総本山である成均館が「そういう規則は後から作られたものであり、守ることに特に意義はない」という発表をしたのでけっこう適当です。(^^;)

その後はお義父さんを中心に全員でご先祖様に「茶礼」を捧げ、続いてお義父さんに対する「歳拝（新年の平伏の挨拶）」も捧げて、「徳談」（新年の祝福の言葉）をいただきながら「歳拝トン」というお年玉も受け取りました。

その後、皆で「トックク」と「プルゴギ」を中心とした朝食を食べ、食後は、今度は私たちの世代に対して、甥、姪たちとその子供たちが「歳拝」をし、さらに、甥、姪たちに対してその下の子供たちが「歳拝」をしました。すなわち、4代がいるので、我が家の「歳拝」は①全員が先祖に、②全員が義父に、③孫たちが私たち世代に、④ひ孫たちが孫世代に捧げるという4段階になりますね。「歳拝」の後は「歳拝トン」が渡されますが、金額は皆適当です。さらにはいとこ同士でも、働いている年配のいとこが年少のいとこに「歳拝トン」を渡したりしますが、その場合は「歳拝」はないです。

「歳拝」は「クンジョル」といいますが、立った姿勢から完全に地にひれ伏して、その後、また立った姿勢にまで戻ってきた上で、最後に手をへその上に揃えて小さなお辞儀をする、という順序です。家族でこの姿勢を捧げるのは、互いが「天」であるという儒教の思想から来ているもので、自分自身の価値が「天」という原因によって存在するということを知る、自らの価値を求める礼節だといえますよね。

日本人である私も毎年これを捧げたり、受けたりしながら、率直に「これほど美しい文化はないなあ」ということを実感しています。ということで、最後は、親族全員参加でくじ引きをして4チームに分かれながら、豪華賞金を賭けてチーム対抗ユンノリ大会で激しく盛り上がりました。文字どおり大騒ぎであり、ストレスを発散しての1年の出発ですよね！♪ヽ(´▽｀)/