医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

厳しく生きろ

2023-05-31 05:41:31 | 薬局
物価高が実感として分かるけど…。

何でも値上がりである。
公共料金が知らぬ間に値上がりになっている。
特に電気料金の負担が重くのしかかる。

東京での単身赴任生活は何でも自分でやらなきゃならない。
居酒屋も飽きてきたので、自分で作ろうと買い物に行くと「こんなにするんだ」と伸びた手が静かに引っ込んでいく。
困った、困った!

日本薬剤師会が4月からの薬剤師の賃金について調査したそうだ。
「ベースアップできた」と答えた薬局は20.9%となった。
約4割はベースアップが出来なかった。
残りは「対応未定」「わからない」とあるが、もしベースアップしたとしても微々たるものじゃないだろうか。
はっきり言って微々たるものならやらない方が潔い。

出来ない理由の約95%が物価高の影響となっている。
それもわからないわけではない。
ただ、経営とはそれを踏まえて、何をどうするかの戦略が必要じゃないだろうか。
コストアップになることは誰でもが予測できたはずだ。

賃金は利益があって成り立つものである。
利益は「売上-経費=利益」である。
今回は「経費」の上昇による「利益」の圧縮が原因となる。
ここで考えようだが「売上」を上げると「利益」も回復する。
もし諸経費の値上がりで、経営が厳しいからと言って補助金を要求するのは的外れな気がする。
補助金を欲しがるのはさもしい感じがする。
諸経費が上がっているのはどこの業界も同じだ。
薬局だけが厳しいわけではない。

調剤報酬は価格転嫁ができないからなどの理屈もあるが、それは売上を伸ばす努力をしない前提になる。
努力をしても売上が伸びないとしたら、それはマーケティングの間違いじゃないかと思う。
大手調剤チェーンの既存店では、わずかかもしれないが売上を伸ばしている会社もある。

個人的な考えだが、人に弱みを見せてはいけない。
弱みに付け込まれる。
人は強さに引かれる。
弱さを見せると人は逃げるものじゃないだろうか。

何があってもベースアップは大胆にやるべきだ。
経営者はそのために自己犠牲の覚悟も必要じゃないだろうか。
自分の生活を守るのも大事だが、事業の継続を維持するのが経営者の務めだと思う。
そのためには従業員の生活をもっと重視すべきだ。

月が変わる。
気持ちを入れ替えよう!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 骨が太いと身が細る | トップ | 忘れられた今 »

コメントを投稿

薬局」カテゴリの最新記事