海辺の喫茶の店主の言葉…
あたしの旅計画は、だいたいGoogleマップから始まります。
先日の寄り道旅でお伊勢参りすることを決めて、伊勢志摩エリアをGoogleマップで確認していたら、気になるスポットが目にとまりました。
「海辺の喫茶」です。
ネットで調べるも、情報が少なく、これは、時間があったら行ってみるしかないと、チェックしていました。
この日、南伊勢の男と晩御飯を食べる約束をしていたので、待ち合わせの時間まで2時間ほどスケジュールが空いたので、これは海辺の喫茶に立ち寄るしかありません。
この風景、前に見たことがあります。
宮城県の陸前浜田の海沿いにあった「モラモラカフェ」さんと同じようなシチュエーション。
駐車場から見えるのは、普通の家屋で本当に喫茶店なのか半信半疑…。
Coffeeと書かれたのぼりを信じて、建物に近づくとオーナーさんと思わしきおじさまがお出迎えしてくださいました。
名物のピザとコーヒーを注文すると、店主はキッチンへ…。
そうすると店内にあたししかいないので、ひとり撮影大会が始まります。
窓の外は海…。
リアス海岸の入江の奥ということで、鏡のような海面が、向こう岸を逆さまにうつしだし、映えますネ…。
この日、あたしが唯一のお客なのか、一人で住みながらお店を経営している店主は、堰を切ったように喋りだしました。
久しぶりの話し相手だったのでしょう…、あたしは、「聞く」に徹することにしました。
60歳までは都内でホワイトカラーとしてバリバリ働いていたこと。
その後、セカンドライフの場所を探し、世界を旅して南伊勢にたどり着いたこと。
現在75歳であること。
南伊勢は、入江が深いため塩害がほとんど無いこと。
離れて住む娘夫婦や妻のこと。
松坂市のお店をある女性に奪われかけていること。
いろいろ話してくれました。
その中で、金言とも思える心に残った言葉が2つあります。
「70歳までは、働いていた頃と同じように体が動くけど、70超えたらそうはいかなくなった。」と。
つまり60代までは、ジタバタできる体力があるらしいので、まだまだあたしには十分な時間があると思えました。
そしてもう1つの金言…。
「考えてから動くのではなく、動きながら考えろ。」
他でも聞いたような言葉ですが、お伊勢参りの途中で授かった言葉なので、なんだかご託宣のように思えて、ありがたかったです。
この前もある成功者がテレビで「20%できたら動け!」と言っていたので、考えがまとまっていなくても、理想の完成度じゃなくても、行動に移していこうと思うのです。
まだまだオシャベリしていたいところでしたが、待ち合わせ時間が迫ってきたので、店主の言葉をさえぎって、引き上げました。
ごめんなさい、また、伊勢に行く時には立ち寄りますので〜〜〜。
海辺の喫茶HPは、コチラ。