クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

吾妻渓谷・八ッ場ダム散策 R-2-11-11

2020-11-12 19:28:07 | 吾妻周辺
吾妻渓谷や八ッ場ダム方面へ紅葉見物で散策する事に。
現地は先日の須賀尾峠とほぼ同等の距離で50km強。

r-35からr-145に乗り換えて西進、新旧分岐で雁ヶ沢トンネル
へは行かずに旧道に入り道の駅を巻くように進んで
未だ余裕のある「十二沢パーキング」に入る。



案内図を確認、今日は昨年何かの理由で閉鎖されていた
「八丁暗がり」と通称されるコースで見晴らし台に行き
ダムからの放水を見る積り。



可成りの高低差のある「猿橋」に向かって傾斜のある
蛇行道を下るが早くも渓谷の紅葉雰囲気。



多くの人と行き交いながら猿橋に到着。この橋は平成
29年に「復元」されたと解説してあった。それによると
江戸期から大正時代にかけて実在した同名の橋を参考に
設計されたとか。その形式は「片刎橋」。刎橋とは
岸の岩盤に穴をあけ刎木を斜めに差し込んで空中に
突き出させ橋を支えるもので片方のみなら「片刎橋」。



こんな形になっている。



橋上からの展望は名所の鹿飛橋には及ばないが中々の
物で結構渓谷の雰囲気を楽しめる。
猿橋周辺


対岸に渡りr-145で上流に向かうと「日本一短いトンネル」
で「あった」との扱いの「樽沢トンネル」(全長7.2m)
がある。「あった」というのはこの路線は廃線になって
いるのでランク落ちなのだ。現在はJR呉線にある
川尻トンネル(全長8.7m)が日本一に昇格している。



その先に上り線だけがトンネルの箇所。



そして群馬県が設置した「名勝 吾妻峡」の看板が
何となく侘しく立つ。



斜向かいの位置に鹿飛橋への急な下り石段。落葉の堆積、
段の摩耗などで手すりに摑まり慎重に下る。



鹿飛橋からの景観。
鹿飛橋より


暫く眺めを堪能してから橋から離れてハイキングコース
に向かって斜面登り。



見晴台への道は約1kmでアップダウンもあるし、防災の
手すりや補助クサリも万全に付けられてはいるが
落葉の堆積が深く斜面を進む道幅が狭いのですれ違いでの
譲り合いで時々立ち止まる。それにしても必ず相手を
先に通そうとする事や譲られて「有難う」との挨拶を
聞くと何と日本人は文化度が高いのかと実感する。
見橋台への道


展望台まで50mの道標を過ぎると少し丸太段が出てくる。



この出っ張りの手前を右旋回、この向こうはもうダムらしく
激しい放水の音だけが聞こえる。



途中で樹葉の間から放水が見えたが目視では確認できるが
画像では良く写らない。



最後の長い丸太段。傾斜はあるが手すり付きなので安全。



漸く展望台到着。先客多くて長居して眺めているので
中々番は回ってこないので隅から一寸割り込み。



ダムの正面。



やつと放水の模様(白矢印)が撮れたがはっきりとは見えない。



そこで動画にして見た。
ダムからの放水


これを「放水」と言うのか「放流」と言うのか?
良く知らない。
資料では「大辞林」ではダムの場合、「放流」。
「大辞泉」は「放水」。
国土交通省管轄ダムのホームページでは、ほぼ全て
「放流」。しかし、関西電力の「黒部ダム」は、
「観光放水」、神奈川県愛川町の宮ヶ瀬ダムは
「観光放流」ーーとまちまちらしい。テレビの台風情報など
では放流と言っていたかな?


この見晴台は北に張り出しがある。余り人が行かないので
そこで軽食と休憩。景観も素晴らしい。



帰りは先ず急な木枠段を踏み外さないようにゆっくり降る。



こんな景色を楽しみながら進むが意外にアップダウンが
効いてきて登り返しが苦しい。



やがて鹿飛橋とパーキングへの近道の分岐。



近道と言っても一山越えの様な登りの0.5km。
紅葉で気を紛らわせてノロノロ歩き。



登りが終わると林の中の薄暗い下り道。



小さな木橋を渡ると



パーキング手前に飛び出す。往路で猿橋に下った
道の途中に出たのだ。



今日も無事で帰着。次回は河鹿橋の様子を観に行こう。



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