クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

朝日岳 古い友人に会いに R- 4- 1-10

2022-01-11 08:15:06 | 高崎・甘楽・藤岡方面
本格的な寒気到来で道路の凍結が心配で今日は
平場から登れる甘楽朝日岳北峰・吉井朝日岳南峰。

吉井駅前からr-71で南進、「神戸ゴウド」の丁字路から
「林道草喰八丁河原線」で西進。
この林道は吉井の草喰地区を発して甘楽町大字秋畑
字八丁河原に至る18.7kmに及ぶ甘楽町による壮大な
林道建設事業の産物。

林道頂点手前の古い作業道跡入口に駐車。この道標により
登山開始。目的地までの歩行距離は短いのに比高は
約200mとやや厳しい行程。(10.13)



概略ルート。但しGPS軌跡ではなく手書きだから
正確な歩行記録ではない。



登山路はやや西向きに高度を上げていく。倒木などを
跨いで進むと。



崩落個所に突き当たるが見た所、小規模な地滑り程度?



ここから進路は東に反転して高みの裾を時計回りで
第一ロープで上の平地へ。



何の表示物も無いが下の図から想像すると「追手虎口」に
来ているのかな?



上の段に行くのには左右何方でも良いが左の岩場に
セットされた第二ロープを使うのが無難。



前方の尾根に向かう。



ここも終盤は第三ロープの世話になる・



蛇行しながら尾根を進むと



第四ロープで新尾根に向かう。



この大岩で尾根到着。下りの時の良い目印。



前面に高み。手前の曲輪風の所から第五ロープ。
もう「郭」に入っている?



平坦路から少し下降して次の高みに接近。



虎口受けを通過中。



第六ロープで本丸跡手前の高み。



本丸手前には左右に奇麗な腰曲輪か展開されている。



可成り広い本丸跡の平地。「朝日岳」「天引城址」
の表示と三角点草喰。(11.15)



一寸余談で爺イの古い記事からおさらい。

*「甘楽郡史」(市立中央図書館にあり)より引用
天引城は大字天引村の東部にあり、羊太夫が砦を
構えし所と言う。されど千余年の星霜を経たれば、
今や砕かれたる。少しばかりの礎、巌に残る胸壁
の跡らしきもの、空しく往昔の面影を
留めるのみ、国破れて山河あり、城春にして
草木深し。

*「新屋村その史話と名物」(市立中央図書館にあり)
より引用
「8世紀、羊太夫なる者、八束村に居住せしが望楼
として天引村に城山を築き、物見の先守とし、その勢い
盛んになりけるに讒言により官軍に攻めこまれ、
城山を捨てて敗走、八束の城にて防戦す」
(この「城山」が朝日北峰)

甘楽町史」の記述「天引城址は「一郷山・八束」両城と
一線に並んだ単峰式山城、関東管領上杉憲政の旗下・
甘尾若狭守居城」。永禄四年(1561年)武田信玄
が西上州へ侵攻を開始し、甘尾氏は武田勢に攻められ
軍門に降った」

休むことなく200m先の南峰に向けて出発。
二段の下りロープと深い南堀切を越える、



尾根の先に南峰が見えた。



途中に案内表示。東登山口から来る人、南峰から
東口に降りる人用だな。



南峰に到着。残念ながら表示されている標高は
北峰のもの。ここは北峰より等高線が一本多いから
推定で460m位はある筈。(11.34)



本日の爺イ。



展望は南だけ。ダム湖が凍結しているらしい。



休憩軽食の後、友人の待つ尾根道の西へ。(11.51)



友人の人面岩に再会。来年来られる保証はないので
ゆっくり滞在。(11.56)



全ての予定をこなして帰路に就く。北峰通過(12.26)。



乾燥しきったザラ場の急降も装着した六本爪の
軽アイゼンの威力で無事に帰着。(13.03)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (toboketaG)
2022-01-11 20:26:42
爺 様へ
少しは若いGより

朝日岳、古い友人 とあったのであの岩場だろうな、と推測して読み始めたら正解でした。
すごいな!
3年前か? あの岩の右を回り込んでその先の尾根へ向かったとき、トラロープは張ってありましたが、怖くなるような下りに少々ビビりました。
体調も回復してきましたので、春には里山歩きを再開できそうです。
古い友達 (爺イ)
2022-01-15 10:50:55
toboketaGさん
コメント有難うございます。
体調も回復に向かっている由、
元に戻るのも間もなくでしょう。
吉井にはもう一人?古い友人が
居ます。八束山途中の浅間山にいる
枯渇寸前の「天狗松」ですが
以前からどっちが長生きするか?
を競っています。
次回の訪問の予定。

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