こんにちは。吾妻さくら病院の透析室です。今回から数回に分けて透析の合併症についてお話します。
今回はその①としまして、不均衡症候群についてお話します。
不均衡症候群は透析導入期にみられる合併症で、頭痛・嘔気・嘔吐などの症状を引き起こします。これは透析により血液中の水分や老廃物は急激に除去されますが、脳の中の老廃物は除去されにくく、身体と脳の間に濃度差が生じます。
そのため、脳の中の老廃物を薄めようとして脳は水をどんどん吸収するため、脳がむくみ、脳の内圧が高くなることで引き起こされる症状です。
不均衡症候群は透析に慣れれば徐々に起こらなくなりますが、まれに症状が続く場合もあります。これらを予防するには、水分、塩分やタンパク質の制限をきちんと守ることが大切です。
今回はその①としまして、不均衡症候群についてお話します。
不均衡症候群は透析導入期にみられる合併症で、頭痛・嘔気・嘔吐などの症状を引き起こします。これは透析により血液中の水分や老廃物は急激に除去されますが、脳の中の老廃物は除去されにくく、身体と脳の間に濃度差が生じます。
そのため、脳の中の老廃物を薄めようとして脳は水をどんどん吸収するため、脳がむくみ、脳の内圧が高くなることで引き起こされる症状です。
不均衡症候群は透析に慣れれば徐々に起こらなくなりますが、まれに症状が続く場合もあります。これらを予防するには、水分、塩分やタンパク質の制限をきちんと守ることが大切です。