塩の摂り過ぎ=”高血圧”・”体に悪い”は本当?

高血圧の原因として必ず出て来るのが”塩の摂り過ぎ”です。

 

でも、これは本当なんでしょうか?

高血圧の90%は原因不明の本態性高血圧です。

減塩で血圧が下がる人は、100人中2~3人です。減塩運動が起こってから、かえって高血圧患者は増えているのです。

しかも、塩分摂取量全国一の長野県の住民は長生きしています。

2020年度塩分摂取量は金額では秋田県ですが、塩分摂取量では2.14袋と長野県が第1位です。長寿県は滋賀県で長野県は2位になっています。

塩の摂り過ぎ=”高血圧”・”体に悪い”は本当かどうか疑ってみる必要があります。

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塩の摂り過ぎで血圧が上がる通説

塩を摂り過ぎると血圧が上がる

出典:www.qupio.jp

食塩の成分である塩化ナトリウムは、血圧の上昇を引き起こします。

食塩を摂り過ぎると、血液中の塩化ナトリウム濃度が高くなり、この濃度を一定に保つために血管の周りの水分が血管内に引き込まれます。

その結果、血液量が増加して、心拍出量も増え、血圧が上がるというワケです。

 

また、血液中の塩化ナトリウム濃度が上がると、脳がそれを感知して自然とのどが渇き、水が飲みたくなります。

このようにして多くの水分をとることで、血液の量が増えると、心拍出量も増えて血圧が上がるというのが、通説なのですが。

 

理屈的にはなるほどと思ってしまいますが、ただ現実的にはこうした理屈と合わないことがいっぱいあります。