昨日,弁護士になって15年目に突入したという話を書きました。
それを書いてみて,そういえば,数年前までよく見てた夢を見なくなっているなということに気付きました。
それは,司法試験の口述試験には落ちているのだけれど,なぜか弁護士として活動しているという夢。
それで,弁護士として活動していながら,口述試験をまた受けるという展開です。
口述試験通らないで弁護士をやっていていいんだろうか,でもバッジあるし良いのかなと悩むのも毎回のパターン(笑)
実際には,旧司法試験では口述試験まで合格しなければ,司法試験合格ということにはならず,司法修習に進めず,弁護士にもなれません。
そんな夢を繰り返し見ていたのが不思議です。
口述試験は,人生で唯一緊張した試験でした。
田舎故に大学受験までは実質的に受験の経験がないといえる状況で,大学受験のときは世間知らず故に余裕で通るものだと思っていたので全く緊張せず,司法試験(論文試験)のときは法律をよく知らないので通るはずがないと思っていたのでそれはそれで緊張せずでした。
人生で本気で頑張った経験がほとんどなかった故に,プレッシャーも感じなかったということだと思います。
周りには,司法試験なんてちょっと本気出せばすぐ通ると豪語してましたが,結局ちゃんと勉強することなどなく落ちまくっていたので,今にしてみれば痛い人(笑)
いわゆる俺はまだ本気出してないだけ的なダメ人間(笑)
しかし,2005年,全く想定してなかった論文試験合格となり,論文試験に通ると口述試験は1割しか落ちないので,そこで欲が出て,初めてプレッシャーを感じることに。
特に1科目目は頭が真っ白になってしまい,質問の意味すら理解できないという・・・
そんな大ピンチだった故に,強く心に残っているのだと思います。
2005年は,せっかくロッテが日本シリーズに出て,ちょうどそれと時期がかぶり,試験会場もロッテ本拠地の千葉(浦安)でした。
しかし,生粋のロッテファンの私でも,そしてロッテがパリーグ優勝などという物心ついてから経験したことのない事態であっても,日本シリーズと司法試験を天秤にかければ,さすがに後者に。
特に,落ちてる前提で7月の論文試験以降全く勉強をしてなかったので,発表からの2週間で詰め込みで(しかも1週間は仕事もしていて),中継のテレビすらちょっと付けて経過を確認して消す日々。
その意味でも,つらい試験でした。
口述試験の夢を見なくなったのは,年数を重ねて,ようやくその呪縛から解放されたのだろうと。
ちなみに,他にも,数年前まで,夏の終わりによく見ていた夢があります。
それは,夏休みが終わるが,夏休みの宿題がまだ終わってないと焦る夢(笑)
いつまで子供気分やねんと(笑)
それも弁護士15年目に入ったせいか,見なくなってます(笑)
しかし,弁護士になるまで本気で頑張ったことがなかった人間が,弁護士になると自然に頑張れるというのが,天職なんだろうなあとつくづく思います。
目標も自分で見つけられず,本気で頑張ったこともなく生きてきたら,運良く自然に楽しく本気で頑張れる道を見つけられた(しかも自分には全く向いてないだろうと思っていた仕事で)という激レアさんかもです(笑)
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