みなさん、こんにちは。
またまた、さっちゅです。
民族楽器、四胡を紹介してきましたが、今回が完結編です。
前回は、楽器の由来から歴史の話になってちょっと難しくなりましたが、私たち家族にとって、四胡はとても身近な楽器です。
私の父は、四胡を演奏することが大好きです。明け方から暗くなるまで農作業や牛の世話をし、夕食後にモンゴル民謡を歌いながら四胡を演奏している姿を子供のころから見て育ちました。今では父に習って私も兄も自然と四胡が演奏できるようになりました。
兄は音楽の道に進み、通遼の大学で音楽の先生をしています。
政府も伝統文化の保護に力を入れていて、全国で約500名の無形文化遺産伝承人に選ばれると、毎年5,000元の助成金の他、各地で行われる式典演奏への招待、次世代を育てる音楽教室へ講師として任命など、好待遇が用意されています。
私はそれほど演奏技術は上手くありませんが、四胡の素朴な音色を聴くと、草原での遊牧生活を思い浮かべることができます。たまに夕食後に父と一緒に民謡を歌いながら四胡を演奏することがとても楽しみです。
そして今回、読解練習の題材として大好きな四胡に関する書籍を読み、今まで知らなかったことに多く出会いました。これまでは単に演奏してきただけでしたが、これからは楽器の持つ歴史や伝えてきた人たち、また遠い土地で同じ楽器を弾いている人たちのことを思いながら音を奏でたいと思います。
(おしまい)
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