チベット語コンテンツクリエーターが中国当局に拘束され殴られる | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ
2024年09月16日(月) 02時04分02秒

チベット語コンテンツクリエーターが中国当局に拘束され殴られる

テーマ:チベットニュース

チベット語コンテンツクリエーターでライブ配信者でもあるタシ・ニマ(ガン・ラジャの名でも知られる)が中国当局に拘束された。

 
8月28日、ガン・ラジャは、地方警察によりライブ配信活動が突然停止させられたと SNS KuaiShou で明かした。これにより、人気コンテンツ “Outdoor Livestream on The Plateau,” の配信ができなくなった。
 
インドのダラムサラに拠点を置く Tibetan Centre for Human Rights and Democracy (TCHRD) によると、ガン・ラジャは、9月1~3日に中国当局に拘束され、殴られたという。9月7日、ガン・ラジャは、この状況に対する怒りと失望を動画で投稿した。
 
ガン・ラジャは、KuaiShou に7万5千人以上のフォロワーを持つ。ガン・ラジャは、インターネットゲーム、クイズ、教育活動を通じて、チベット語・文化の啓発を行っていた。ガン・ラジャは、しばしば、ケンポ・ツルティム・ロデ編「新日常ボキャブラリー中国語・チベット語・英語辞典」から引用を行っていた。ケンポ・ツルティム・ロデはニンマ派の著名なケンチェン・ジグメ・プンツォクの弟子である。
 
ケンチェンは、毛沢東が行った文化大革命後にチベットの仏教・文化・言語の復活に重要な役割を担った。ケンチェンの指導の下、センドゥク・タクツェを含む多くのチベット語学校が設立された。
 
ガン・ラジャは、拘束前、チベット語啓発のためチベットの複数の地域を訪れるツアーを計画していた。現在、中国当局により、ガン・ラジャのツアーは中止されている。

【亀田浩史訳】
 
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