【註:この記事は兄弟ブログ「なごやん」と同時掲載です。】
今年はドイツの作曲家、ルードヴィヒ・フォン・ベートーヴェン生誕250周年ということで、コロナ禍で不自由な中、世界のあちこちでベートーヴェンにちなむイベントが開かれています。
ベートーヴェンは1870年12月18日頃に生まれたとされています。
私がかつてドイツへ出張した時、ボンも訪問地のひとつで、その時に都合をつけて、ベートーヴェンの生家を博物館にした「ベートーヴェンハウス」へ行きました。
<ベートーヴェンハウス(下は中庭)>
細かいことは忘れましたが、ベートーヴェンにまつわる様々な資料がありました。
<ボンのベートーヴェンハウスの日本語リーフレットと絵葉書(ベートーヴェンの使った補聴器)>
近くには「ミュンスター広場(Münsterplatz)」いう広場があり、ベートーヴェン記念碑が建っています。
<ベートーヴェン記念碑の前後(笑)で>
ベートーヴェンといえば交響曲が有名で、特に第九番は年末各地で演奏されます。
一方、ベートーヴェンは歌曲も書いていて、私の手許には「神のみいつ(Die Ehre Gottes aus der Natur)」の楽譜があります。
<音楽の友社編:独唱名曲八十番.音楽の友社,東京,1966>
私の好きな歌は高校の音楽教科書にあった「汝を愛す(Ich liebe dich)」で、そもそも私はドイツ歌曲が好きであることもあって、実技テストではこの曲を学びたてのドイツ語で歌いました。
その歌です。
YouTubeから往年の名バリトン歌手、ディートリヒ・フィッシャーディスカウの歌を拝借しました。伴奏はフィッシャーディスカウとの名コンビで知られ、昨年4月に亡くなったイェルク・デムスです。
前述の「神のみいつ」が荘厳な感じを醸し出すとすれば、この曲はゆっくりと(Andante)落ち着いて心から「君を愛してるよ」と言っている、そんな甘い曲です。
<Ich liebe dich.Dietrich Fischer-Diskau>
コロナ禍の今年、大晦日の第九はどうなるんでしょうね。
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