留学と移民(3) | カナダで最高の留学生活を送るために

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こんにちは♪

BRAND NEW WAYのMerumoです。

 

トロントも少しずつ陽が長くなり、大きなジャケットが必要なくなって来ました。

とは言え、実はトロントは、ついこの週末にやっとのことでロックダウンが少し緩んだ所です。基本的にはスーパーへの買い物と、犬の散歩くらいでしか外出ができなかったため、ふと気づくとこんなにも春になっていたのか!と驚いています。

 

さて、本日は、20年の終わりに書いた留学と移民(2)の続きを書かせて頂きます。

 

先月、弊社、トロントオフィスのMayukoが【移民】2万3千人へのバレンタインサプライズと言う発信を致しましたが、2月にはカナダの移民で、歴史に残る大規模なドロー(移民申請への招待)が行われ、これだけ多くの方がカナダ移民に招待されました。日本人の方も多く含まれていたでしょう。新しい移民者として、またカナダに日本からの仲間が増えました。

 

このブログをご覧の方の中には、既に一度カナダでの留学やワーキングホリデーなどを経験され、移民大国のカナダの寛容さ、多様性を認める文化を体験した方もいらっしゃるかもしれませんね。本当に様々な人種の人が、行き交うトロントの街並みは、ザ・グローバリゼーションという感じがします。

 

ただ、カナダにも、もちろん移民にまつわる問題はあります。
 

アメリカほどではないにせよ、ヘイトクライム(特定の人種をターゲットにしたいやがらせなど)がゼロというわけではありませんし、トロントやバンクーバー、モントリオールなど都市部ではかなり自由でも、田舎の都市ではLGBTや外国人への理解は同程度とは言えません。移民の賃金水準は、いわゆるカナダ生まれのカナダ人と比べて、平均で20%ほど低いというデータもあり、所得格差は大きいです。また、政府の難民受け入れ方針のために、税金が難民たちの住まいや教育サポートに費やされることに反感を示す方もいます。人種ごとに固まってコミュニティを作る場合、結局は自国の言葉、文化を保ったまま生活できてしまうため、カナダとしての統一した文化などが育まれにくい、孤立化してしまう、などの問題もあります。特に、カナダ国内にはあるものの、州の仕組みとしてはフランス語を使い、ある程度独立した自治を行っているケベック州などは最たる例です。

また、日系コミュニティでは、今、老後の問題が持ち上がっています。聞いた話ですが、仮に外国で数十年暮らしており、英語が問題なく操れる方であっても、最後の最後、年老いて色んなことを忘れて行くと英語も忘れてしまい、最後に残るのは母国語、つまり日本語なのだそうです。そのため、介護の現場では、日本語が話せる方が必要になってくると聞きました。また、お墓の問題もあります。親戚は全て日本となれば、こちらでお墓に入って誰がそのお墓を世話してくれるのか・・・。

なんとも現実的と言うか、留学やワーキングホリデーを考えている方々には、ポカーンとしてしまうような話かもしれませんが、もし、カナダに移民を検討している方にすると、実は、数十年という先にきっと考えることになる話ですね。(とは言え、その頃にはお墓もデジタルか何かになって、遺骨高速宅配サービスみたいなものもできて全て解決しているのかもしれません。笑)
 

ゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウ

 

さて、話は一度、前回に戻るのですが、皆さんは、日本で1月21日に、「自らの意思で外国籍を取得すると日本国籍を失うとする国籍法の規定は違憲」として争われていた裁判に、一旦、「合理的である」として合憲の判決が出たのはご存じでしょうか?原告団は、早速2月1日には東京高裁に控訴したそうです。(詳しくは、留学と移民(2)の投稿もご覧ください。)

 

判決についての個人的な意見はさておき、私としては、こういった裁判が起き、日本人がみんなでその話題を考える機会ができた、ということはまずとても重要な一歩だと思います。

 

日本人が、海外で移民権・移住権を取るというのはどういうことか?

日本人が、海外で国籍を得るということはどういうことか?

そもそも日本人とはだれを指すのか?

 

ということを考えることは、つまり、今起きている日本での移民受け入れの議論などにも繋がるでしょうから、日本という国や、人々の意識が少しずつ変わって行く大きな流れの中にいるのだと感じ、とてもわくわくしています。


「移民」の定義は国によって異なりますが、カナダでは、市民権と移民権(Right of Permanent Resident)とを明確に分けており、移民者には、市民権保持者にかなり準じた、多くの権利を付与しています。ですが、現状日本では、「移民」とは、日本に帰化し、市民権を取る方を基本的には指しているため、「移民受け入れは積極的にはしていないが、在留期間を定めた外国人労働者は受けいれている」というのが建前です。

 

世界で、政治的・軍事的な問題などで自国での生活が困難になった「難民」の受け入れについてはさらに消極的です。

2018年、カナダの難民受け入れは、全世界の56.4%でした。

これに対し、日本はどれだけの数の難民受け入れをしたと思いますか?

なんと、たったの0.25%、42名だったのです。

 

さて、とうとうと移民や難民制度について語って来ました。

これをどう留学に繋げるんですか?(笑)という所ですね。

 

カナダへの留学を考える時、特に、移民までを視野に入れるなどし、長期でカナダ滞在を検討している方は、決して、日本を捨てるとは考えないで欲しいなということです。家族、特に親を日本に置いてくること、心配をかけることに罪悪感を持ち、なかなか一歩を踏み出せない、という方もよくいらっしゃいます。

一度、日本を離れ、一度この移民大国に住んでみたからこそ分かること・感じることがありますし、それらいつか何らかの形で母国、日本に還元することができます。今は、もうどこにいても繋がっていられる時代ですから、移民したからと言って二度と会えない、ということもありません。

 

ぜひ、ご自身の思う道を進んで頂きたいと思います。

 

 

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