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前回の続きです。

 

実習も終盤にさしかかっていた。実習中の振り返りの話をしていた時に、私は実習指導の最後のレポートの課題について実習指導者の中川に話していた。その課題は、

 

「実習で学んだことを含めてあなたの社会福祉士像を描け」

 

だった。これは実習終了時に話してほしいということになっていた。

私の場合実習中の実践も前述のとおり順調に進んでいたので、短期目標中心にはなるがモニタリングをして実践の進捗状況について確認したり計画を見直したりする機会ができた。

 

そこで私が実習時間中に記録を十分に書けることが分かっていた実習指導者の中川は「現場突撃ツアー」と称した企画を私に用意してくれていた。私のためと言うのもあるが現場の社会福祉士たちの意識を知りたいという考えもあったものとみられる。

 

この事業所では社会福祉士を多く雇用しており、その社会福祉士たちに「自分の社会福祉士像について」聞いて歩くのが「現場突撃ツアー」の趣旨だった。

 

生活介護だけではなく就労継続支援B型など仕事内容の異なる社会福祉士の考え方も聞ける。本当に予告なしでの問いかけにもかかわらず同じ法人で働く社会福祉士でもこんなに考え方も違うのだと驚いた。私にも最終日に話すように言われていたので自分の考えも準備しておかなければいけなくなった。

 

話をモニタリングに戻すと、私が短期目標に掲げていた「Bさんが1回1000円くらいの買い物が1人でできるようになること」はいざ実践してみると結構難しいことが多く出てきた。900円までの足し算は十分できたがお釣りがいくらかと言う引き算や消費税の話なども実際にスーパーで買い物をすると出てくるので話は簡単ではない。繰り返し事業所内で実践してもどう般化させるのかが重要と実習レポートにも何度も書かれていた。

 

そこでモニタリングでは当面は店頭でBさんがパニックにならないよう当面は支援者が同行する形を取るほかいきなり1000円ではなく最初は200円から300円くらいから練習して少しずつ積み重ねていく支援方針の見直しを行った。

 

話は次回に続きます。