ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

筍掘りのコツ知ってますか?「久保川と天王山の森を守る会」の活動に特別参加。竹林での筍掘りに挑戦

2021-04-18 | 体験

「タケノコ掘りってミモロ初めて~掘るのにコツがあるって知ってる?」と、収穫した筍を前にちょっと自慢顔のミモロです。

4月のある日、ミモロはお友達といっしょに京都の西山に位置する天王山へ出かけ、生れてはじめての筍掘りに挑戦しました。

場所は、天王山の登山道の中ほどに位置する「森の学舎」の竹林です。
 
ここは、「久保川と天王山の森を守る会」のボランティアのみなさんが、長年天王山周辺の自然環境を守るために活動をなさっているところです。今年の2月に、天王山の登山の途中でたまたま訪れ、春になったら筍掘りの活動に参加することをお願いし、それがついに実現しました。

天王山の周辺の乙訓エリアは、上質な筍の産地としても有名。多くの筍農家が、今収穫の時を迎え、地域には筍の売店なども見られます。
筍農家は、その竹林の整備に、多くの時間と費用を投じ、上質の筍を生産しますが、多くの竹林は、放置され森が荒れることにもつながるのだそう。その整備には、ボランティアの皆さんの力が欠かせません。


この日、ミモロに竹林と筍のことを教えてくださる竹内さんと平井さんなど、そのメンバーの方々は、この森の環境整備などに尽力なさっているのです。

さらに、歴史研究家でいらっしゃる林さんも、ミモロたちにご指導くださることに。


「よろしくお願いいたします」と、挨拶もそこそこに、筍がある竹林へと山道を進みます。


「あ、筍見つけた~!」とさっそく足を止めるミモロ。

「こうやって、筍の周りの土を掘ればいいんでしょ~」と、持参したシャベルで土を掘りだしたミモロです。


「ちょっと待ってください~筍掘りにはコツがあるんですよ~」と、まずはお手本を…

「すごいあっという間に掘れちゃった~」と。

「よく筍の様子を見てください~」と竹内さん。土から出た先端の周りを掘ってゆくと、筍の姿が現れます。

「あ、曲がってる~」とミモロ。「そう、筍は、真っすぐではなく、ちょっとカーブしているものが多いんですよ」

なんでも筍は、地下茎で親竹と繋がっていて、その先端は、親竹の方を向いているのだそう。
「え~ママの方を見てるの?どれがママ…?」とミモロはそばの竹を見上げますが、何本も茂っていて、どれがママの竹かは正確に把握はできませんでした。「筍のママも、無事に大きくなるように見守ってるのかな?」と、竹と筍の関係に感激するミモロです。

「掘る場合、筍のカーブの内側に刃物を当てれば、一瞬、筍が浮き上がるような感じになり、簡単に掘れますよ」と。
カーブの内側は筍の腹というのだそう。「ミモロちゃんのお腹といっしょね~」とそばのお友達。


「さぁ、もっと掘ってください~。ここの筍は残して…あれは掘って…」と竹内さんや林さんの指示に従って掘る筍を決めてゆきます。

竹林が密になりすぎないように…また、少なくなってしまわないように…竹林の将来を思い描いて、筍を掘るのです。

「これ掘っていいですか?」

「はい、どうぞ~」

次々に掘るミモロ…かなり馴れてきました。


さすがにこれは無理…「うわ~大きな筍…」平井さんが掘った筍の大きさにビックリ。


「さぁ、これくらいにしましょう」と竹内さんの声で、作業は終了。お友達が持参した野点セットでお茶を頂戴しながら、ひと休み。

「筍掘りって、結構大変な作業なんだって知りました~」とミモロ。一度にたくさん生えてくるので、筍掘りの期間は限られています。
時期を外すと、筍は竹になってしまいます。
「昨年は、筍が少なかったんです…でも、今年は多いですね~」と。

「かぐや姫もこういうところにいたの?」とミモロ。
「う~それは違うんですよ~。かぐや姫がいるイメージの太い孟宗竹が日本に入ったのは、江戸時代で、それまでは真竹がほとんど。だからかぐや姫は、凄く小さくないと竹に入れないことに…」と歴史研究家の林さん。
「え~そうなんだ~かぐや姫って、一寸法師くらいの大きさじゃないと竹に入れないってこと?」と目をまるくするミモロです。

京都の歴史に詳しい林亨さんは、元「大山崎ふるさとセンター」の館長さんで、今も歴史の講座やツアーなどをなさっているそう。いつかもっとお話をたくさん伺いたいと思うミモロです。

「あ、山椒…筍ごはんにもらって行こう~」と山椒の葉っぱを袋に入れるミモロでした。


「いろいろお世話になりました~。また、お手伝いに伺いたいです…」とお別れを…


2時間ほど過ごし、山を下りるミモロたち、手には収穫した筍がいっぱい。

「待って~」とミモロも袋にいっぱい筍を入れて…

重くても、「筍ごはん…それから若竹煮…」と筍料理を思い、必死に山を下りるミモロです。

さて、「久保川と天王山の森を守る会」では、ボランティアメンバーを募集しています。

京都だけでなく、どの地域の方も入会できます。
関心のある方は、hiros.takeuchi1942@leto.eonet.ne.jp 代表の竹内さんにご連絡ください。

地域の子供たちの自然観察会など、年間を通じ、自然環境保全の活動が行われています。



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