マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

小さな者のひとりに

2025-03-28 22:05:00 | NGO
先日、ある牧師のお話を伺う機会がありました。入管に収容された非正規滞在の方々に面会したり、仮放免の保証人を引き受けたり…という活動もしておられる牧師です。
入管収容者「200人」の保証人になった牧師、無力さ感じながらも面会を続けるワケ - 弁護士ドットコムニュース

入管収容者「200人」の保証人になった牧師、無力さ感じながらも面会を続けるワケ - 弁護士ドットコムニュース

茨城県牛久市にある東日本入国管理センターや、東京都港区の東京出入国管理局など、法務省・出入国在留管理庁(入管)の収容施設には、入管法に違反したとされる外国人が今...

弁護士ドットコム

 
収容されている方々のそれぞれの国籍、ご事情や境遇は異なるのでしょうが、ひとりの人間としての尊厳を守るために尽くしておられる活動に感銘を受けました。そして、私自身のあり方や生き方を再考する機会になりました。
この世界、社会に助けを必要としている方々は無数にいます。その大きな必要に対して、私ひとりに何ができるというわけではありませんが…
それでも何かお役に立てることもあるはずです。まずは身近なところで、相手の話を丁寧に聞いたり、自分にできることを協力したり…というのはできそうです。

上の記事の中でも引用されていますように、主イエスがこのようにおっしゃったと聖書は伝えています。

(新約聖書 マタイの福音書25章34-40節)
「それから王は右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世界の基が据えられたときから、あなたがたのために備えられていた御国を受け継ぎなさい。あなたがたはわたしが空腹であったときに食べ物を与え、渇いていたときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、わたしが裸のときに服を着せ、病気をしたときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからです。』
すると、その正しい人たちは答えます。『主よ。いつ私たちはあなたが空腹なのを見て食べさせ、渇いているのを見て飲ませて差し上げたでしょうか。いつ、旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せて差し上げたでしょうか。いつ私たちは、あなたが病気をしたり牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』」

この聖書のことばにちなんだ聖歌です。
歌詞をよく味わいつつ、自分の祈りと行動につなげられたら良いですね。

典礼聖歌400番 ちいさなひとびとの






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詰め込み過ぎたかな…

2025-03-23 00:02:00 | ちょっと息抜き
今週も目一杯のスケジュールになり、一つ一つをブログにはアップできず…それは残念。

でも、多くのことを学び、いろいろなことを考え、さまざまな感情の変化もありました。
とりあえず、自分のジャーナルに記録したところまでです。

明日に備えて、今日はもう休みます。

Nocturne for you / Phillip Keveren




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Footprints17

2025-03-21 22:47:00 | Footprints
この春は一つの節目となるので、記しておきたいと思います。

2025年3月16日午後、牧師任職式が執り行われました。これまで一年間、私が協力牧師として働いていた教会です。
先月の総会の決議を経て、主任牧師に任職の運びとなりました。司式は、私が愛知にいた20代の頃からお世話になり、神学校でも教えて頂いた、U先生がお引き受けくださいました。神の不思議なご摂理に感慨深い思いです。

会衆の立会いのもと、この教会で仕えることを神の御前に誓約しました。神の教会で私にゆだねられた務めを果たせるよう励んで参ります。




多くの教会員の方々の積年の祈りと労苦が背後にあり、慈愛に富む神が顧みてくださり、牧会の大切な務めが継承されていきます。とても身の引き締まる思いです。






式とレセプションを終えて解散後、日頃お世話になっているカフェにも、ご挨拶がてら夕食で伺いました。
食後のデザートで粋な心遣いを…ありがとうございます。ようやく緊張感が少しほぐれて、ホッとしました。




今回も最後に賛美を。
私がまだ20代後半の頃、理想と現実の間、自分と教会のあり方に葛藤していた頃に慰めを得た聖書のことばにちなんだ歌です。
私は心もとない弱い人間ですが、神は真実な御方です。


詩篇73:21-24/Lyre



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石の上にも三年

2025-03-13 01:01:00 | ちょっと息抜き
2020年5月以来、副業で勤めていました、一つの職場を退職しました。
コロナ禍の最中、教会への経済的負担を軽減するため、働いてきた会社です。

コロナ禍を経て、通常の生活に戻りつつある中、教会の状況も私自身の生活環境も大きく変化してきました。それで、できるだけ迷惑のかからないように辞めようと引き際を考えていました。ある程度の条件が整ってきたタイミングで、今日を迎えました。

昨今、「複業」は珍しいことではありませんが、自分がそういう働き方をするとは想像していませんでした。

私は牧師になる前、愛知でD社加盟店の害虫駆除・衛生管理の仕事を約7年半していました。
それで、それなりの経験とスキルはありましたので、もう一度働くのにも適しているかなと考えました。
生活圏にあるD社の加盟店を探して応募し、採用して頂きました。結局、ほぼ5年間お世話になりました。愛知で従事した期間から通算すれば、12年以上になります。

これまでいくつか仕事をしてきましたけれど…
学生時代に始めた家庭教師も、結局愛知を離れるまで20代の間ずっと続けましたので、ほぼ10年間。
そして、このD社も12年間余り。
経済的理由から働く必要があったのですが、いろいろな経験ができたという観点からも大きな意味があったと思います。

少々こじつけがましいところもあるかもしれませんが…
新約聖書に登場する使徒パウロも、福音宣教の働きに従事する際、生活のために別の仕事もしていた時期がありました。元々ユダヤ教のパリサイ派の教育を受けていたパウロらしい生活術です。

どのようなスタイルを採るにしても、各自が置かれた状況の中、一番ふさわしい仕方で神と人とに仕えられたら幸いです。


讃美歌/善き力に守られて




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦悩

2025-03-11 23:40:00 | NGO
今日は講師をお迎えしてのスタッフディボーション。
S先生がキリスト受難の場面からメッセージをしてくださいました。
神のみこころとして十字架の苦しみを受けられたイエスの姿に、仕える者、支援する者、他者を生かす者のあり方を学び、考えました。

折しも東日本大震災から14年。そのディボーションの中でも共に祈りをささげました。
東北ばかりでなく、昨今の被災地の復興やコミュニティ再建も困難な課題です。
被災した現地の方々はもちろんですが、共に労苦し寄り添ってきた方々も、多くの犠牲を払ってこられたと思います。


Above All / Michael W. Smith




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする