いつもありそうで、忘れ去られてしまう会話が
実は幸福な時間なのだと感じる瞬間がある
月・木の小学校校門までの近所の子の付添ウォーキング
男の子は段々無口になっていき、女の子も大きくなると
今までみたいに無邪気に話すことはなくなりつつある
昨日のこと、ルーティンの質問
「Tくん、忘れ物ない?」
「大丈夫!」(本当かな?)
「Mちゃんのランドセルがパンパン」(一番下の女の子が指摘する)
「ホントだ、重いね(手で重さを測ってみる)
何が入っているのかな?」
「あれとこれとタブレットと、、、」
「タブレット家に持って帰っていいの?」
「うん」
「Aちゃんたちは文字入力どうやってるのかな?
ひらがな?ローマ字入力?」
「ローマ字って?」
(そうか。まだ小さい子はローマ字入力じゃないんだ
これから覚えるのも大変だな)
「僕、ローマ字知ってる」
少し自慢げにいつもは無口な子(Kくん)が口を挟む
「youtubeをタブレットで見ていいの?」
「youtubeはスマホで見る
夏休みにyoutubeばっかり見てたらママに怒られた」
「見るのはお父さんかお母さんのスマホ?」
「ううん、自分の」
「子供用のスマホかな?」
「違うよ」
「私もスマホ持ってる」
世の中はこんなふうなんだ、と驚きを覚える
「やって涼しくなってよかったね
Aちゃんは夏と冬とどっちが好き?」
「冬!」
「クリスマスがあるからでしょう!」
「あたり、それと冬はベッドに入るととても気持ちいいから」
時々会話が成立しない場合もあるが、こんなふうに
退屈せずに校門まで歩いていける
「あっ、忘れた」
「忘れ物ない?」と聞いたのにTくんが突然声をあげる
あと少しで小学校と言う場所になって思い出した
彼は引き返して忘れ物を取りに行く
みんなが学校について、自分も家に戻るその途中
忘れ物を取りに行ったTくんに出会う
「何忘れたの?」
「タブレット」
(あれだけ道中でタブレットの話をしてたのに)
こんな光景はもしかしたら一週間前と同じかもしれない
そして簡単に忘れられてしまう出来事なのだろう
でも、すごく大事な時間のような気もする
(少なくとも、自分は幸福感を感じられるから)
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