パンセ(みたいなものを目指して)

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「一般的にある!」の声に驚いた

2024年03月13日 17時21分08秒 | あれこれ考えること

季節の変わり目は体調が優れないことがある
新聞に「めまい症」に関する書籍の広告が目に入った
似たような思いをしている人が結構いるものだと想像した

新聞広告もそうだが目に入るのは関心のあること
同居人とはいつも違うが、今日目に入って写真を撮っておいたのがこの記事

新アリーナ建設絡みで騒がしい豊橋市のニュースだ
豊橋市は地方自治法による住民投票を求めたが、署名数は規定に達したものの
議会で否決されたので住民投票は実施されなかった
すでに住民投票の経験のある新城市民としては、署名活動をした人を思うと
少し同情してしまう

この記事は、新アリーナの市場調査として豊橋市が日本総合研究所に依頼したが
その最終報告書が豊橋市主導で本来のものとは違う内容に修正されていたとする内容だ
日本総合研究所は民間資金活用による社会資本整備の一種PFI-BTOと
民間事業者に運営権を与えて自由度を高めるBTコンセッションの2つの方法の比較が行われ、
前者は赤字、後者は黒字との試算が出たが、最終的な報告書では前者のPFI-BTOの予測だけが
掲載されていたというものだ
収支以外にも周辺環境の影響についても修正がなされているとされている

この記事で驚いたのは豊橋市職員の次のような言葉だ
「係争中なので取材に応じられない」と話す一方で
「今回の報告書のような報告書で業務委託先に
 修正や削除を指示することは一般的にある

こうした行政主導の数字の修正とか評価の違いは珍しいことではなかったのか
それが、現在自分たちが抱えている事例に関してもなされているとしたら、、、
思いつくのはこのことだった

つまり、不動産鑑定も委託業者に市主導で意図的に算出(修正)されているとしたら
そしてそれらは一般的にあり得ることだとしたら、、

このような逞しい想像力は、実は突飛なものではない
数年前行われた「新庁舎建設地以外の移転補償費に関する裁判」で明らかになったのは
市がコンサルタント会社に依頼した報告の内容が、最終報告の3ヶ月前とは
全く反対の意見であったのだ
そしてその判断は3ヶ月前の報告のほうが実態を反映していて正確と思われるものだった
裁判はこの証拠が力を発揮して訴えた側が負け!ということにはならなかった
(勝ったとも言えないが)

そして直近では新城市では似たような事件が起きていた
それは新城市が随意契約をした家屋調査の委託業者が
「職員らの求めに応じて完了していないのに嘘の完了届けを提出」し
それを元に委託業者は契約料金を受け取ったというものだ

これは流石に許しがたく県警がはいるという事件になってしまい
新聞記事にもなったし、市議会でも問題視された

しかし、これらは今回はたまたま見つかっただけのことで
実はもっと頻繁に似たようなことは起きていたのではないのか
こうした幾つかの事例を知ると、それは決して想像力の賜物だけではない
と思えて仕方ない

それにしても、豊橋も新城も問題が多い
豊川市も蒲郡市も田原市は大丈夫なのだろうか?
とつい余分な心配をしてしまう



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