そば松泉@大津市大将軍:天ぷら付きもりそば&鯖寿司&more

今年の一月から復活した大津市地方公設市場の「市場の朝市」で買い物のあと、そういえば二月に訪れた膳所ときめき坂の「花ちょうちん」以来、しばらく蕎麦を食べに行ってないこともあって、近場でどこかないかと検索してみると、浮上してきたのがココだった。住所は大津市大将軍。ラーメンなら「ラーメンひばり」、うどんなら「麦切茶屋 古蝶庵」ってロケーション。ハナシが後先になるが、お店を出るときに聞いたことに、蕎麦店としてはこの4月で3年目になるらしい。そして、以前は「寿司・割烹 松泉」として地元で人気のお店だったようで、草津市にある某お寺さんのラヲタな住職様のハナシだと、コロナ禍以前は年忌後なんかの法事のあとの食事でよく利用したものだったそうな。

現地には開店5分前に到着で余裕のシャッター&ポール。

松の木の庭を境にして、店舗玄関向かいにある住宅はお店の御主人の居宅。店舗も居宅も、ピッカピカ。

開店時間の午前11:00、暖簾が架かって店内に案内していただく。玄関で靴を脱いで上がるお店だ。

カウンター席に着席すると、出していただくお茶は蕎麦茶。美味しい。

広々とした店内、おそば屋さんで、厨房を目の前にするカウンター席って珍しい気がする。
お品書きについてはコチラに一覧としてあげておくので、必要に応じてご覧ください。
で、ワタシは「天ぷら付きもりそば」と「鯖ずし」を、同行者は「もりそば」と「天丼 小」を注文。ふと気づけば足元がほわぁんと暖かい。なんと、床暖房が入っていた。店内のつくりについては寿司・割烹だったときとは改装してレイアウト等、大幅に変更されているものと思われる。また、このオープンキッチン、自動茹で麺器が導入されていたり、蕎麦店としての改装リニューアルにあたり、相当お金をかけている様子を感じる。調理の様子をみていると、蕎麦とゴハンものの調理は御主人が、天ぷらを揚げるフライヤーはスタッフが担当と、きっちり分業制にしている様子。

で、コチラが「天ぷら付きもりそば」。その名の通り、蕎麦と天ぷらは別皿で提供。また、蕎麦には蕎麦つゆ、天ぷらには天つゆとキチンと分けてあるのに加えて、天ぷらは塩で食べることも出来るように配慮されている。これまでに訪れた数々のお蕎麦屋さんでは、天ぷらは塩か、蕎麦つゆに浸してのいずれかでしか味わえないお店ばかりだった。このお店では「天ぷらには、天つゆ」をキチンと用意してくださる。コレ、なんでもないことのようだが、ありがたいことだ。ワタシは、天ぷらは塩でも蕎麦つゆでもなく、天つゆで味わいたいのだ。

蕎麦の麺線は非常に整っており、手切りならではの不均一さはない。そのため製麺は機械によるものと思われる。啜り込み感は上々。

続いて、鯖ずし。注文が通ってから〆さばと寿司飯を簾で巻いて手作りされる。恥ずかしながら、プロが鯖ずしを作るシーンをライブで見たのは初めてのことだった。分厚い〆さばに極上の寿司飯。全く、鯖寿司しか勝たん的一品。ただ、鯖ずしって作ってからある程度の時間をおいてから味わうが吉ともワタシは思ったりもするのだが、やはり作りたてに勝るものはないというのが作り手たる大将の哲学なのであろう。

一方コチラ、同行者注文のもりそば&天丼小。

食べたものの感想に歯に衣着せぬ同行者には、この天丼の天ぷらはイマイチだったとのこと。タネの具合、衣の具合、揚がり方とも、コレだったらセルフ方式の丸い亀なチェーン店の方がエエやん。と、手厳しいコメントだった。

お蕎麦屋さんでのお楽しみのラストは、蕎麦湯。お店によっては、白湯(さゆ)と変わらぬものに出くわすこともあるが、このお店の蕎麦湯は、これまでで出会った中で最強のもの。ナンデスカこのドロドロ具合はっ!?山芋とろろでも加えたかのようなとろみ具合が凄い。残った蕎麦つゆと合わせて、最後の余韻を味わうに、すごくイイ。
思えば不思議なもんだ。うどんやラーメンの茹で汁なんて、わざわざ味わうものではない。
にもかかわらず、そばの場合はこの茹で湯を食後の余韻として味わう。しかも、この蕎麦湯の印象が食事全体の最後を印象付ける決め手になったりもしまいか???
その点、このお店は秀逸か、と。


松泉そば(蕎麦) / 瀬田駅
昼総合点★★★★ 4.0


 




 
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