消えたお届けもの | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

イタリアのアパルタメントには

大抵大扉の前に集合インターホンが付いている。

 

 

イタリア人は結婚しても別姓なので

大抵二つの苗字がボタンの下に書いてある。

 

 

古いアパルタメントは

金色の刻印文字で統一しているところが多く

一時的に外国人が間借りしている所には

白い紙が貼ってあって

そこに苗字がペンで手書きで書かれていたりする。

 

 

私が結婚前から同居するハメになった家には

私も住んでいるのに

表札に私の名前すら書いてもらえなかった。

 

 

「ここは私の家だ真顔

 

と義姉が言い張っていたから凝視

 

絶対に私に何の権利も与えないぞ魂

という意地悪さは足を切断するまで続いた。

 

 

私と夫は、義姉が足を切断しなければ

マジで他国移住を考えていた。

何故なら、義姉と一緒では引越しすら出来ない状況だったから。

 

 

私達は義姉の経済も支えていた。

だからイタリアにいては家賃2軒分は払えなかった。

だけど、私達がイタリアから消えれば

意地悪でこんなに元気な義姉は

ソーシャルサービスが助けてくれるハズだった。

 

 

私と子供2人だけのモロッコ移住は

「医療がヤバイ」ので怖いのでやめた。

 

ただ、他のヨーロッパ諸国になら

この意地悪ババアを置いて

家族4人でチャオ、イタリア笑い泣きイタリアする心の準備はできていた。

 

 

 

私達が、もうそろそろ限界かな?って時に

神様は義姉の足を切断し

意地悪し過ぎた義姉は、行動の自由を奪われ

 

義姉は絶対に共存を認めなかった私に

悔しそうに「Grazie」と言いながら

オムツを替えてもらわなければならない生活に突入した。

(それまで私にグラッツィエと言ったことすらなかった)

 

 

私達は移住する機会を失い

まるで神様にイタリアに留まるよう

引き止められたかのように感じたキメてる

 

 

その後、神様はまた私達に試練を課したのだけど

そのハチャメチャっぷりはこちらのブログからネガティブ

 

 

 

 
 
 

 

イタリアではオムツは無料で届けてもらえる。

以前の家にこんな段ボールの大箱3個を一度に届けられたら

一体どこに置けただろう??

廊下に山積みにするしかなかっただろう。

 

 

義姉は足を切断した後は

施設に入ってリハビリをしていたので

その間に私達は新しい家に引っ越して

そこでオムツの配送を年に3回受け取るようになったのだ。

 

 

今の家には広いテラスと

家の外にも広い物置部屋が付いていて

 

以前は穴蔵のような家に住んでいた私達は

「オムツの大箱が置ける」広いスペースがあるだけで

涙が出るほど嬉しいのだった。

 

 

 

さて、このオムツの配送、予告もなくやってくる。

インターホンが鳴って

「オムツの配送です!」とオッサンが

オムツの大箱を3箱積み上げてエレベーター前に入ってきた。

 

 

オッサンは何か言っていたけれど

私にはそれは聞こえず、家のオートロックのドアが閉まらないように

家の中で待っていた。

 

が、オッサンは一向に着かず

アレレ〜??おかしいな。

階下に見に行くとエレベーターは階下で止まっている。

 

 

ってことはオッサン、配送する家を間違えたのかな??

それとも用事を思いだして出て行ったのかな??

 

 

休みで家にいた夫に

「ねぇ、配送のオッサンとオムツ箱が消えたんだけど。

 ちょっと意味不明だから下に降りて見てくるから

 オッサンが玄関に来たら受け取っておいて!」

 

 

だけどオッサンが動いている気配も

誰かが受け取っている気配もない。

 

 

どこかの家の前に置いて行っちゃったワケじゃないよね??

 

 

私は階下のお家から最上階まで階段で上りながら

どの家の前にも大箱3つが置いてないのを確認して

いよいよ、ワケ解らんチーンと、一旦家に帰った。

 

 

 

オッサンも、オムツ箱も消えた不安

 

 

映画「君の名は」のように

もしかして、3年前のどこかの街に

時空を超えてワープしてしまったのでは?バレエ

 

 

 

 

 

不安不安不安不安不安不安

 

 

 

 

大元の業者に電話するにも

なんて説明すれば良いのか?

 

 

オッサンと私の背丈より高いオムツの大箱3箱が

一瞬にして消えました〜と訴えるのか??

 

 

 

私は家事を一通り終わらせて

薬局に糖尿病の毎月配布の血糖値測定キットを

受け取りに行くのに外に出たら

 

なんと!

 

玄関前に大箱3箱が積み上げられていたポーン

 

 

私はマジビックリして

本当に、サッパリ解らないまま

薬局に向かった驚き

 

 

 

モスクに行って帰ってきた夫に

 

「ねぇ、オムツの箱が突然届いていたんだけど!」

 

と言うと

 

あぁ、あれね、どこにあったと思う??

エレベーターの中にあったんだよニヤニヤ

その間、エレベーター乗った人は大迷惑だっただろうね。

 

 

ガーンガーンガーンガーンガーンガーン

 

 

では、あのオッサンは何かブツブツ言っていたのは

「エレベーターに乗せるから受け取ってね!」

とか言っていたのか??

 

 

 

凝視驚き凝視驚き凝視驚き

 

 

そんなにお急ぎだったのかチーン???

 

 

ロックダウン後は

アマゾンの配送などは大扉の中に放り込んで帰っていく。

 

ただ、このオムツの配送業者だけは

他の男性だったら玄関先までは届けてくれた。

 

 

オッサンは、エレベーターに載せるだけ載っけて

チャオパーしたってことかもやもや

 

 

で、夫もモスクに行くのに急いでいて

エレベーターから下ろすだけ下ろして

玄関前に大箱を山積みにしてチャオパーしたってことかガーン

 

 

 

もう、マジ、3年前の糸守町(←by 君の名は)から

ワープしてきたのかと思っちゃったよね不安

 

 

本当に理解に苦しむ現象、やめてほしいよねニヤニヤ