西京極 紫の館

【主演】
　高橋 一生
　飯豊 まりえ
　木村 文乃

【ストーリー】
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家・岸辺露伴。青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性から、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の噂を聞いた。それから時がたち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のためにフランスを訪れる。

【西京極の評価】
荒木飛呂彦の原作コミックを実写化したNHKドラマ版のスピンオフ劇場版。原作やドラマ版を知らなくてもジョジョ世界の設定をサラッと説明してくれていて誰でも違和感なく鑑賞できます。カメラワークもアングルも凝っていて、ルーブル美術館でのロケも尺的には短くても美しく効果的。ただこの映画のキーアイテムである「黒い絵」の設定に若干の矛盾や消化不良感があるのが残念。それを補って余りある謎の女性を演じた木村文乃が色っぽくて良い。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆☆★
　映像　　　　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆☆★★