二宮ひとし「尾道に夢を集めて」
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第1回全国仮装大会inおのみち2012

第1回全国仮装大賞inおのみち2012


平成24年11月17日前夜祭、18日パレードが開催され、パレードの日は約7万人の観光客で賑わいました。



二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-審査会場の様子 審査会場の様子

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-グランプリチームと グランプリの「スリラープラスワン」(今治市)チームと

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-福井尾道商工会議所会頭と 福井弘尾道商工会議所会頭と

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-湯﨑知事、平谷尾道市長と 先頭は湯﨑知事、平谷尾道市長のオープンカー

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-ダークベイダーも参加。 ダークベイダーさんも参加

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」-佐藤公治参議院議員も参加。 佐藤公治参議院議員も参加

富士市議会及び横須賀市議会-行政視察報告書

富士市議会及び横須賀市議会-行政視察報告書

尾道市議会 議会運営委員会  二宮  仁


1、査察期間
  平成24年7月4日から平成24年7月5日まで 2日間


2、視察都市及び視察先
(1) 静岡県富士市 市議会
(2) 神奈川県横須賀市 市議会


3、目的
 先進的な議会運営に取り組まれている富士市議会及び横須賀市議会の規則、実情、課題等について担当者からの説明、質疑を通じて把握し、尾道市議会の議会運営に役立てる。


4、視察事項
(1)富士市=企業会計特別委員会の設置経緯と現況について
(2)横須賀市=決算予算委員会の設置と現況について

二宮ひとし「尾道に夢を集めて」

5、静岡県富士市議会
富士市の概要:人口は約26万人。平成20年11月に富士川町と合併している。パルプ、紙加工の製造業が盛んで288事業所、従業員9070人を抱え、年間製品出荷額は約4488億円。製紙会社58社、70工場。トイレットペーパーの全国シェア31.9%(336,434トン)。ほかに化学、電気機械産業も発達している。しかし紙関連は斜陽傾向にあり、観光産業の振興などが課題となっている。富士山の9合目あたりまで市域で、富士山の全体が見える日数は年間148日、見事な見え方は50日しかない。南は駿河湾に接し、高潮堤防の高さは標高17m。東京まで146km、大阪まで410kmに位置する。
平成24年度予算及び財政状況:一般会計は788億円、特別会計(18会計)472億円、企業会計(3会計)290億円で、合計は1550億円。いずれも概数。経常収支比率は78.6(平成22年度)、財政力指数は1.007(同)。
議会:定数36人、議会運営委員会のほか、常任委員会6、特別委員会3を設置、そのうち一般・特別会計決算委員会、企業会計決算委員会を常任委員会としている特徴がある。

視察結果:議長あいさつの後、事務局長より問い合わせ内容について説明を受ける。昨年4月に議会基本条例を施行。その中で決算審査(第10条)を設けて目玉とした。第10条では「決算審査に当たり、市長等に必要な必要な資料の提出を求めるとともに、予算編成に生かすため議会の評価を明確に示す」と記載。その実行として一般・特別会計決算委員会、企業会計決算委員会が設けられた。
一般・特別会計決算委員会、企業会計決算委員会には全議員34人が17人ずつに分かれて所属、事業評価シートによる事業評価を行っていることが最大の特徴。
評価対象事業は小事業レベルとし、1000事業ほどの中から4常任委員会が選定した12事業前後を評価する。評価シートは22年度用4段階、23年度用は5段階の評価に変更を試みている。評価は1=拡充する、2=継続する、3=改善・効率化し継続、4=見直しの上縮小、5=廃止も視野に検討する、の5段階。必要性、実施主体、効率性、成果の視点でチェックしながら会派、評価協議を経てまとめ、一般・特別会計決算委員会、企業会計決算委員会でそれぞれ承認し、最終的には議会運営委員会の決定との形をとる。
審査の日程等に課題があり、6月議会で決算委員会協議会を設け、評価事業調査を8月中の協議会(勉強会の形)等によって事前に進める手法をとっている。
事業評価シートの事例「青少年の船事業」では、評価段階は「3」(実施方法、規模等の見直しをする)。判定に至った理由として有用な事業と認めるが、豪華客船を使用して多額の経費をかけることからすべての子どもにチャンスがない、数年来定員に満たない状況にあるなど課題も多い。検討会の組織による協議、広域化などの検討を求めるとしている。
感想:先進的な取り組みで大変参考になった。また実施してみての解題、変更点なども説明を受け、仮に尾道市議会で同様の取り組みをするとした場合は役立つと思える情報が多かった。また実際の事業評価シート、評価結果を掲載した議会だよりも資料としていただいた。尾道市議会での導入を検討していきたい。


二宮ひとし「尾道に夢を集めて」


6、神奈川県横須賀市議会
横須賀市の概要:人口約41万5千人。一般会計予算規模は平成23年度実績で1443億円。神奈川県三浦半島の中心部に位置し、東京湾と相模湾に面した国際港湾都市。ペリー来航以来、「開国のまち」として、その後は軍港都市として発展してきたことから様々な近代化遺産がある。また米海軍基地があり、国際色も豊か。沿岸漁業による水揚げは県内で最も多く、水産加工品の生産も盛ん。観光名所としてはペリー公園、三笠公園、日本最初の洋式灯台として知られる観音崎灯台、アメリカ人向け飲食店がならぶ「どぶ板通り」、名物としては海軍基地のレシピで生まれた「ヨコスカネイビー バーガー」、カレー発祥の地と言われる「よこすか海軍カレー」などがある。

視察結果:横須賀市議会は定員41人。会派は2人以上の議員が要件(1人会派は認めない)で4人以上の会派は交渉会派の位置付けがある。交渉会派は各会派代表者会議に出席でき、議会運営委員会(定数10人)に委員を選出できる。所属議員が3人の会派については、議会運営委員会及び各会派代表者会議にオブザーバーとして出席できる。
予算審議の方法に特徴があり、10人の議員で理事会を構成する。理事会は議長を除く全議員が所属する予算決算常任委員会の運営を協議する。予算決算常任委員会は総務、教育福祉、都市整備、生活環境の4常任委員会と特別委員会があるときは特別委員会も含む4つ以上の分科会に分かれ、予算・決算に関連する議案を分科会に分けて付託する仕組みとなっている。
この予算決算の協議方法は平成14年に制定した横須賀市議会委員会条例及び委員会規則に加え、平成23年5月に施行された横須賀市議会予算決算常任委員会運営要綱(翌24年4月に改定して施行)によって規定されている。その中で分科会のインターネット中継を行うことも決められている。ただ部分的にはまだまだ試行錯誤の運営が続いている様子であった。
市議会基本条例は、平成21年2月に議会基本条例検討委員会を設置して検討を始め、研修会、視察を行いながら合計で29回の委員会を実施、平成23年5月に施行された。
基本条例は、10章32条で構成、市民との懇談会、議会報告会、意見交換会など市民参加、また議員相互の討議の推進を掲げるなど特長がある。さらに議会改革に継続的に取り組むため、議会制度検討会の設置も基本条例で掲げている。
議会では一問一答方式も導入しているが、1回目は登壇して一括質疑方式で行い、2回目以降は質問席に移動して一問一答方式で行う方式となっている。発言の持ち時間は、一般質問の場合、1回目20分、2回目10分、3回目5分。一問一答方式は1回目20分、2回目以降合計20分。代表質問の場合、1回目20分+(10分×所属議員数)、2回目20分、3回目10分。一問一答方式は1回目20分+(10分×所属議員数)、2回目以降合計40分となっている。
市民向け議会報告会は、年1回以上の実施で、1回につき市内5カ所で実施する。5カ所でやるため、議員は5班に分かれる。それぞれ自分たちでパワーポイントの資料などを手作りして実施、写真やグラフで分かりやすい報告に努めている。実施は午後7時からの開始を基本としている。平成24年4月に5カ所で実施した結果は5会場あわせて73人の市民参加となっている。
また市民に市議会を理解してもらうため、よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」を発行している。A5サイズ、表紙カラー、本文2色印刷。本文は写真、グラフ、まんがイラストなどを多様して市議会の構成、会議の流れ、議員の義務と権利などの解説、議員・会派の紹介などを行っている。

尾道市議会 定例会(2012年 6月)のご報告

尾道市議会 定例会(2012年 6月)のご報告


6月12日から26日まで市議会6月定例会が開かれました。以下、簡単に報告させていただきます。

6月議会は全体として補正予算が中心でした。22議案ほか意見書、請願の採択などを審議しました。またこの6月議会は議会改革特別委員会で決定した1日1委員会(これまでは午前と午後で1日2委員会)に変更した初めての議会運営でした。総務、民生、文教、産業建設の4委員会はそれぞれ午後1時から午後5時ごろまで(これまでは午前の場合は10時から12時ごろまで)熱心な質疑が展開されました。また高本訓司副議長(誠友会、瀬戸田)辞任にともない、内海龍吉議員(尾道倶楽部、御調)が就任しました。


◎太陽光発電所が市内2カ所に建設されます。
 委員会質疑の中で、百島と瀬戸田町に大規模な太陽光発電所(メガソーラー発電所)が民間の力で建設されることが分かりました。瀬戸田は来年1月ごろ、百島は来年4月以降の稼働となりそうです。

◎三成小学校体育館の耐震工事が3度目の入札不調となり、委員会でも工事内容や工事価格の設定が適切かどうかについて議論がありました。いまのところ早期の工事着手に向け努力するとの答弁となっています。


◎国民健康保険料の値上げが承認されました。
国庫負担金の減額が続いている現状があり、医療費は高齢者の増加にともなって増加しています。その一方で負担する人は減少、全体の所得は減少しています。国民健康保険の健全運営に向けた抜本的な改革は、医療費の抑制のほか、国庫負担金の増加を求める、市内の働き手となる人口を増やす、経済を活性化するといったことの実現しかありません。地道にこうした努力を行政に求めていきます。


◎3つの意見書を採択しました。
地方財政充実・強化を求める意見書、再生可能エネルギーの導入促進に向けた環境整備を求める意見書、B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書の3つが採択され、国の関係機関へ送られることになりました。

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