こんにちは!
最近ビタミン剤を飲んでいる良玄です(>_<)
いきなり暑くなってきて
もはや夏前にお肌が真っ黒となりそうな私ですが
実はこの地黒を少しでも白くしたいと思っています
一度でいいから白い肌を体験してみたい
ということで
美白坊主はじめてみました
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さてそんな今回のテーマは
ウサギはなぜカメに負けたのか
です
誰しもがよく知っている童話
『ウサギとカメ』
足の速いウサギと足の遅いカメが
山のふもとまで競争をして
誰しもウサギが勝つと思いきや
途中でカメを待とうとして居眠りしてしまったウサギが
何とカメに負けてしまうという話
私も小さい頃によく読み聞かせてもらい
内容も覚えているほど有名な話です
そんな童話のエピソードが
毎月定期購読している『致知』の記事の中で
ふと登場していたので抜粋します
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これは落語家の三遊亭圓歌さんの話で
過去に林家こぶ平さんと一緒に真打に昇進した際に
こぶ平さんばかりマスコミに注目されることに
くやしさを感じていた時のこと
遠縁に当たるジュポン化粧品の故養田実社長に
ウサギとカメの童話で何故ウサギがカメに負けたのか
その理由を尋ねられます
すると圓歌さんは
ウサギにはいつでも勝てると油断があったから
人生油断してはいけないという戒めです
と答えました
すると養田社長は
それは零点の答えだと叱責します
カメにとって相手はウサギでもライオンでも良かった
なぜならカメは一度も相手を見ていない
カメは旗の立っている頂上
つまり人生の目標だけを見つめて歩き続けた
一方のウサギはカメのことばかり気にして
大切な人生の目標を一度も考えることをしなかった
君の人生目標はこぶ平君だけではないはずだ
賢いカメになって歩き続けなさい
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より詳しく知りたい方は
ぜひとも定期購読をおススメします
確かに私もウサギとカメの童話から学ぶのは
油断大敵の教え
だと思っていました
けれどもそうではなくて
ウサギとカメの童話では
他を意識するかどうかが問われている
わけです
要するに
ウサギは常に相手を見て歩んでいた
それに対して
カメは常に目標だけを見て歩んでいた
私たちの人生においても
他人と見比べて
判断することはとても多いと思います
あの人は背が高くて羨ましい
あの人はこんなに稼いでいて凄い
それに対して自分は何でこんなに不幸なんだ
いくら比べても解決しないことを
自ら生み出してそれに苦しんでいます
確かに人生はレースではありません
けれども資本主義社会で
生きねばならない私たちにとって
数字や結果は常に求められています
そしてその目標だけを見つめて
突き進めばいいのに
どうしても私達はよそ見をしてしまいます
それによって劣等感を感じたり
逆に優越感を感じてしまい
ウサギのように居眠りもしてしまいます
するといつの間にか
カメが目標にたどり着いている
そしてまたウサギは
先に到達したウサギに悔しさを感じることでしょう
カメはただ目標を見て
強いて自分だけを見つめて歩んでいます
他と比較をすることなく
ウサギがどこにいるのを意識するでもなく
寝ているからって嘲笑うこともなく
黙々と進んでいきます
ひょっとしたらカメが負けていたとしても
一点を見つめて歩み続けていたカメは
後悔することはしなかったかもしれません
自分は足は遅いけれども
自分にしかできないことがある
それをしっかりと発見することでしょう
(ブルーベリーの花も一筋に咲いていました)
この教えは禅の世界でもよく言われます
他と比較することなかれ
これを禅の言葉では
莫妄想(まくもうそう)=妄想することなかれ
とも言われます
『妄想』とはまさに
他と比較して自分は凄いとか
相手が羨ましいと考えてしまうこと
さらに論語には
吾が道は一以て之を貫く
ともありこの『一』というのは
一本の筋の通った誠実な道
さらには他と自分とを
二つに分けない『一』
外に向かって相手を見るのではなく
自分自身を見つめる『一』です
競争社会と言われる現代では
他と比べることは当たり前かもしれません
けれども他人と比べることは
誰しもが知っている通り
自分の幸せの道には通じていません
カメが懸命に目標に向かって歩み続けたように
自分を見つめて一筋に歩み続けること
そこに本当の得るべき目標の地に
誰しもがたどり着けるのではないかと思います
昨今の戦争の報道を見ると
お金を持っても
土地を持っても
そして権力をもっても
決して幸せそうには見えません
周りをどうこうするのではなく
自分をどうしていくのか
そこに集中すれば
自ずと幸せを掴むカメのように
私たちもなれるのだと思います
(枯れてしまったかと思っていたら新芽が)
それを思うと
私の地黒を他人と比べて白い肌にしようとするのは
まさにウサギの妄想の世界でございます
そうではなくて
他人と比べるのではなくて
ただ自分の幸せが白い肌にあると信じて
ただひたすらに歩み続けることは
カメの道とも似ています
要するに
他人と比べてダイエットをするのはウサギ
自分磨きでダイエットをするのはカメです
そして注意すべき点は
結果が得られず不満を感じているようでは
決してカメには成りきれていません
なぜならそれは
結果を誰かと比較して不満を感じているから
カメのように自分を信じて歩み続ければ
どんな数字が出ようと
自ずとカメは幸せを感じているはずなのだから
なかなか禅の世界も難しいですが
私自身も美白の結果に後悔をしないように
カメの道を歩んでみたいと思います
結果はお楽しみに
良玄合掌
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