こんにちは!
最近皮膚の湿疹がひどい良玄です(>_<)
季節の変わり目のせいなのか
何かにかぶれたのか
食べ物にあたったのかは謎ですが
何故か腕や頭皮のあたりに湿疹ができています
皮膚科にも通っているので
ステロイドもアレルギー薬も使っているのですが
最近少しお肌の調子が悪いです
起きている時はまだ抑えられるのですが
寝ているときに掻いてしまう…
なんとも自分で自分を傷つけてしまうという
皮膚炎に人の生き辛さを感じております
--------------------------------------
さてそんな今回のテーマは
出したものは片づける
です
というのも本日は5月6日
子どもの日の翌日です
息子を抱えている親としては
この日は何と言っても
五月人形の片付けの日
であります
奇しくも本日は平日ということで
連休の合間に仕事の人も多いはず
とりあえず
時間ができたときにやればいい
明日は休みだし
今日は疲れたから明日にしよう
実は禅ではこれを最も嫌います
明日やろうは馬鹿野郎
とはよく言ったものですが
私が禅の修行道場で学んだことの一つに
思い立ったらすぐ行う
というのがあります
禅の逸話にも
次のようなものがあります
-----------------------------------------------
ある新米の僧侶が
師匠に有難い教えを尋ねます
すると師匠は
「朝食は食べたか?」と言います
新米僧侶は「いただきました」と答えます
すると師匠は「それなら茶碗を洗っておきなさい」
それを聞いた新米僧侶は
悟りを得ることができました
-----------------------------------------------
というものです
一見するとなんじゃこりゃ
と訳の分からない問答ですが
これは禅の指導書『無門関』第7則に出てくる
『趙州洗鉢(じょうしゅうせんばつ)』
という有名な禅問答の一節です
ご飯を食べたら食器を洗う
それの何が有難いのかと思いますが
これがなかなか私達はできません
それが先述した
五月人形の片付けにも当てはまります
(頂いた立派な五月人形)
さらには片付けに限らず
仕事や人付き合いにおいても
これはよく起こり得ることです
今やるべきことを後回しにしたり
誰かがやってくれるからと目を逸らしたり
忙しいからと言い訳を垂れたりと
今その時にしようとしないことは
私自身も多々あります
そんな時にこのエピソードを思い出すと
やっぱり今やらねば
と自分を奮起させてくれます
禅というのは何か特別な教えではなく
こういった当たり前のことを
如何に徹底して行えるか
まさに
今この瞬間をどう生きるか
それを突き詰めていくのが禅の世界です
(片づけが終わると自然と心もスッキリ)
確かに五月人形の方付けを
後回しにしたからと言って
すぐに何かしらのハンディキャップを負う
なんてことはないでしょう
けれどもその心持ちが
いつか何かのタイミングで
自分を悪い方向へ導いてしまうかもしれません
自分を律するためにも
ご飯を食べたら食器を洗う
5月5日が過ぎたら五月人形を片づける
この習慣を極めていく先に
私たちの日常の幸せが必ず待っている
と信じていきたいと思います
年度初めの4月も終わり
5月病にも悩まされる季節がやってきました
少し慣れてきてダラけが出てしまう今こそ
出したものは片づける
を意識して過ごしていきたいと思います
風に揺られる新緑の木々を眺めながら
やるべきことを自ずと全うしていく
自然のあるがままの姿のように
いつも清々しい心でいたいものです
良玄合掌
奇跡はどこか遠くではなく身近にあるもの
軸をブラすことで大切なものが見えてくる
禅の修行から丁寧に生きるヒントを学ぶ
禅のことばを分かりやすく解説
↑クリックしてたくさんの方に読んでもらえるとうれしいですm(_ _)m