こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

医学の進歩についていくのがつらくなってきた

2024年03月22日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今日も日差しはあるものの冬の寒さ。
風も吹いているが昨日ほどではないということだ。
1日中建物の中にいるのでわからないというのは、恵まれているのだろう。

昨日はエントリーをアップしていなかったことに、CPC(臨床病理カンファレンス)が終わってから気がついた。
正確には、病院からの帰りの電車に乗ってから、ブログを開いたらアップされていなかったことに気がついて、あわてて”公開”にした。
そして、今日の分を書こうと思ったらなんと下書き保存の尻切れトンボのものが載っていた。
最後まで書いておいたのに、アップがうまくいっていなかったようだった。
昨晩お読みいただいた方には大変な失礼をしてしまった。

昨日のCPCでは、人工呼吸器管理のことがディスカッションのポイントの一つとなった。
多くの知見に基づいて医学技術は日進月歩、10年前なら”やむを得なかったね”がそれが解消されている。
人工呼吸器による管理技術もどんどん向上していて病理組織学的に評価することが難しい。
疾患概念、というか病的状態の評価をどのように行うかの方法を変えていかなくてはならない。

それにしても、私はいつまでこの医学の進歩についていかなくてはいけないのだろうか。
そろそろこの分野の専門家という看板を下ろしたいと思っている。
勉強は疲れるし、管理事務仕事も山のようにあって、そもそも勉強する時間もない。
時間は作るもの、という人もいるが、はたして本当にそんなに簡単に時間は作れるのだろうか。

昨日、某社から原稿の依頼が来た。

 最近、依頼がないな

と思っていると、くる。
こういう仕事を天災と一緒にしてはいけないが、まさしく忘れた頃にやってくる。
本当は依頼原稿などを書いていないで、もっと新しい研究なりなんなりをして、勉強をするべきなのだが、そうする気力が衰えてきている。

それでも、原稿を書きながら勉強すればいいか、などともと考えてしまうが、それほど勉強できるだろうか。
とりあえず、依頼状を眺めて沈思黙考。
結局引き受けるのだろうけど

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