こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

思い通りに行くことなんてなにひとつない

2022年06月28日 | 生き方について考える
 早すぎる梅雨明けで、今から8月、9月の水事情が心配だが、こればかりは少しずつ節水、節電することで耐え忍ぶしかない。世界中でエネルギー供給が逼迫し、物価があがるという、世界同時戦時下といっていい状況にどう対応していったらいいのか、考えなくてはならない。

 最近、事が思い通りに運ばず世界でもっとも落ち込んだのは、ウクライナを電撃的に攻め落とし歴史に名を残す英雄にでもなろうという目論見が外れたロシアのプーチン大統領だろう。ウクライナのゼレンスキー大統領にしてみたら、初期の奮戦はうまくいったものの、ロシア軍をそのまま国内から追い出す事ができなかったのは残念だろう。民主主義国群にしてもロシアを経済的に弱体化させて白旗を上げさせようという目論見は外れて、ブーメランのようになって自国を苦しめている。漁夫の利を得ようとしている中国、インドは果たして今何をどう思っているのか、聞いてみたい。そんな中、理不尽に命を奪われた人がいることを認識しておかなくてはならない。

 世の中一時が万事、自分の思い通りに行くことなんてない。人生は選択と決断の連続だ。受験、就職、投資から、日常生活の隅々まで”何かを決めながら”生きていかなくてはならない。その過程で誰にも迷惑をかけないでいられたらいいのだが、そうはいかない。椅子取りゲームと一緒で、自分が座りたいと思う椅子に座りたい人は必ずいるもので、ほんのささやかな願いであっても十分に叶えることは難しい。だからといって願いを叶えることを諦める必要もない、人の世はそういうものだという覚悟を持って生きたらいいだけの話だ。

 人間生まれた時には、腹が減ったら泣いて、暑かったら泣いて、眠くなったら泣いて、とわがままを並べ立てているが、年齢とともに社会が広がっていくにつれ世の中の理不尽さを少しずつ受け入れ、やがては大人になっていく。大人になったらこの理不尽さを理解しないとならないのに、それができない人はたくさんいる。かくいう私もなかなか理解できないから、何かと腹を立ててしまう。

 人生のさまざまな局面を穏やかな気持ちで受け入れる事ができたらいいのだが、家族に対してすらそうできないのはなぜだろうか。結局のところ、人間とは自分のことを一番に考えてしまう存在なのかと思うが、共通の目標があるとそれには力を合わせて進むという面もある。まあ、その目標を達すると途端に仲違いして、こんなはずじゃあなかったと嘆くのが一般的な流れではある。
なぜかを考える

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