こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

誰とも会わなきゃいいのだが

2020年07月13日 | 自然災害・事故・感染症
梅雨空に逆戻り。どうも調子が出ない。
昨日、ベランダの鉢を動かしたり、剪定をしたりしたからか、蜘蛛もだいぶ被害にあったようで、今朝は張り直した新築の巣がほうぼうにあった。
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新型コロナウイルス(COVID-19)の昨日の新規感染者数は360人。東京で206人、神奈川県で35人、あっという間に増えてしまっている。今日の東京は一転119人だそうだが、この先もう歯止めはかかりそうにない。実はこの記事、はじめは6月末に書いたのだが、ほかの話に割り込まれてあえなくボツ記事になりそうだったものの敗者復活版。その時点では東京の新規感染者が20人程度で低め安定、などと書いていたのが夢のようだ。

感染者の主体は相変わらず夜の街の住人と若者らしいが、劇場でもクラスターが起こったみたいだし、そろそろそういう人たちの家族からも感染者が出てくるだろう。そんな普通の人から広がる市中感染が広がると事態は深刻。満員電車でクラスターというのは今の所起きていないが、緊急事態宣言解除後ほぼ以前のような混雑に戻っている。毎日緊張して乗っているが、とくに固まって大声で話す学生や会社員が増える帰宅時の電車が心配だ。鉄道各社は車内での会話を控えるようにアナウンスしてほしいと切に思っている。

大阪の知事が、「どんちゃん騒ぎをする若者」という表現で、そのような行動を慎んでほしいということを発言したそうだが、世界中で感染拡大が問題になっている状況で、そういう行動は控えるべきだろう。とくに医療従事者とか高齢者と同居しているような、感染させた時の重症化のリスクの高い人が近くにいるような人は遊ぶか仕事かのどちらかを選択すべきだろう。私だって、そんな従業員がいる病院、施設は利用したくない。まあ、かかってもいいやぐらいに思っている人にそんなことを言ったところでが仕方ない。彼らにとって新型コロナウイルス(COVID-19)感染はほかの風邪と変わらないもので、症状の出ない人だっている。そんなのを世の中ではなんでそれほど恐れるのか理解できるわけがない。

若者に限らず、”症状さえ出なければ感染しても構わない”と思っている人は少なくないはずだ。問題は、自分が感染すること、というより、他人に感染させないこと。なぜ、マスクをしなくてはならないのか、そのことを理解して欲しい。
かかりたくなければ誰とも会わなければいいのだが、人間生きていくには誰かと会って話をしなくてはいけない。人間である限り逃げ場はないので、極力人と会わずに過ごすのが一番だろう。それでも、対策がしっかりしているようだから大丈夫だろう、などと美術館に行ってしまったり、私にしても緊張は緩んできていると自覚している。
戦々恐々

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