上方の某歌劇団(松竹でも梅丸でもないところ)が今まで認めていなかった団員のパワーハラスメントを認めて、遺族に謝罪。
記者会見まで実施していた。

うーん。

「女の軍隊」と呼ばれていた組織だから、大正、昭和、平成と続いてきた悪しき伝統が全部ドッと噴き出したということか。
(福来スズ子は、こっちに行かなくて良かったのである。)

で、記者会見に出てきた会社側の面々の雰囲気を見てみた。
ちょっと普通の企業の役職とは違った印象である。

敢えて極論すれば、歌舞伎の女形が似合いそうな様相なのである。
線が細くて、神経質そうな感じである。

よく、ドラマに出てくる某歌劇団の重役と言えば、金田龍之介みたいなおじさんが、ガッハッハと笑いながらセンスで自分を仰いでいそうな感じで出てくる。

昭和のイメージである。

ふっと思い出した。

大相撲の本場所の取組を見に国技館へ行った時のことである。

力士も行司も、皆若い。
呼び出しも周りの人たちも皆若いのである。

その中で、審判の親方だけが、少し年上で、彼らが全体を取り仕切っている印象であった。

とすると、この某歌劇団も、現役の団員には、実は何の権限もなく、取り巻いているOGとかパトロンとか、影の黒幕のような人物がいて、この団体を牛耳っているのではなかろうか。

親会社も「No」とは言えない隠然たる力を持った暗黙の権力団体が、いそうに思えてきたのである。

まあ、早く正常化して、このような人たちとのつながりが切れることを願うのである。