第56回ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)攻略データ(1)

攻略データ

ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)は中山競馬場・芝・右・外1600mで行われます。このコースのスタート地点は1コーナー横のポケットからとなります。中山競馬場芝コースの高低差は5.3mと、JRA全10場の中で最も高低差がある。その最高地点がこの1コーナーのところで、2コーナーまで緩やかに下り、さらに外回りコースのバックストレッチで約4.4mの勾配を駆け下ります。最初の2コーナーまでの距離が240mと短いため、外枠に入った馬は外々を回らされることが多く、特に多頭数の外枠は不利と言われています。最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短で、なおかつ、ゴール前には高低差約2.2mの急坂があります。なお、仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。近年は年明けの1回開催と秋開催でCコースが使用されており、A、Bに比べて逃げ馬の好走確率が高くなっています。

下りをスムーズに回ってきた逃げ、先行馬が勢いそのままになだれ込むパターンが多いですが、3コーナー手前から一気にポジションを上げて捲った馬のアベレージも高いです。すなわち、直線入り口でのポジションが大きく反映されます。とはいえ、ゴール前の急坂も忘れてはならないポイントで、オーバーペースで坂を迎えた馬は差し馬の餌食となってしまいます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探してきましょう。

①前走準OPクラス以上の中山・阪神芝1600mで1着
18年 4番人気1着ビーズインラブ(武庫川S 1着)
17年 1番人気2着キャンベルジュニア(幕張S 1着)
15年 4番人気2着クラリティシチー(東風S 1着)
14年 8番人気3着インプロヴァイズ(韓国馬事会杯 1着)

【該当馬】
ディオニシノスーベニアパラレルヴィジョンレイベリング

②前年秋以降にOPクラスの芝1400~1600mで3着以内
23年 5番人気3着ゾンニッヒ(東風S 3着)
22年 11番人気1着タイムトゥヘヴン(富士S 3着)
22年 1番人気3着ダーリントンホール(洛陽S 2着)
21年 4番人気2着カテドラル(東京新聞杯 2着)
21年 5番人気3着ボンセルヴィーソ(東風S 2着)
20年 13番人気2着ボンセルヴィーソ(京都金杯 3着)
20年 5番人気3着レイエンダ(富士S 2着)
19年 7番人気3着マイスタイル(京都金杯 2着)
17年 5番人気1着ロジチャリス(東風S 3着)
17年 2番人気3着グランシルク(ニューイヤーS 2着)
16年 5番人気1着マジックタイム(京都牝馬S 2着)
16年 4番人気2着ロゴタイプ(富士S 3着)
16年 2番人気3着サトノアラジン(富士S 2着)
15年 9番人気3着インパルスヒーロー(東風S 3着)
14年 9番人気2着カオスモス(洛陽S 3着)

【該当馬】
アスクコンナモンダグランデマーレセッションディオパラレルヴィジョン

③過去1年以内に芝1600m以上の重賞で連対
23年 2番人気2着ジャスティンカフェ(毎日王冠 2着)
20年 4番人気1着クルーガー(クイーンエリザベスS 2着)
19年 3番人気2着プリモシーン(関屋記念 1着)
18年 6番人気2着キャンベルジュニア(17年ダービー卿CT 2着)

【該当馬】
インダストリアエエヤンセッション

④前年秋以降に準OPクラス以上の中山芝1600~2200mで1着
23年 3番人気1着インダストリア(カウントDS 1着)
15年 1番人気1着モーリス(スピカS 1着)

【該当馬】
ディオニシノスーベニアパラレルヴィジョン

⑤過去に芝1600mのG1で1着
14年 4番人気1着カレンブラックヒル(NHKマイルC 1着)

【該当馬】
ドルチェモア

⑥準OPクラス以上の芝1600mを含み連勝中
21年 3番人気1着テルツェット(節分S 1着/国立特別 1着/村上特別1着)

【該当馬】
ディオ

⑦過去1年以内に準OPクラス以上の中山芝1600mで1着
18年 2番人気1着フィアーノロマーノ(18年春興S 1着)

【該当馬】
インダストリアエエヤンディオニシノスーベニアパラレルヴィジョン

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は10頭(全17頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもディオ、ニシノスーベニア、パラレルヴィジョンあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はディオとしておきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました