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Rules of Surrender [Historical]

--- 出版社サイトより ---

冷静沈着な家庭教師として名高いシャーロットの新しい仕事は、異国帰りのウィンター子爵に完璧な礼儀作法を仕込むことだった。彼は若くして英国を離れ、砂漠の民とともに暮らしていたという。ヴィクトリア女王も来臨するパーティまでに、紳士にふさわしいマナーを身につけさせなくては。夜ごと個人授業を重ねるうち、いつしか彼女はウィンターの奔放でエキゾチックな魅力に囚われてしまう。だがそんな折、シャーロットを思いがけないスキャンダルが襲った。


Rules of Surrender: Governess Brides #2 (The Governess Brides) (English Edition)

Rules of Surrender: Governess Brides #2 (The Governess Brides) (English Edition)

  • 作者: Dodd, Christina
  • 出版社/メーカー: HarperCollins e-books
  • 発売日: 2009/10/13
  • メディア: Kindle版


翻訳はこちら、タイトルがファンタジー調なのはなぜ?
赤毛ヒロインです

異国の子爵と月の令嬢 (MIRA文庫 CD 1-1)

異国の子爵と月の令嬢 (MIRA文庫 CD 1-1)

  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: 文庫




マイ・フェア・ジェントルマン&異文化衝突のロマンス
ヒーローの子供たちは個性的でヒロインと関係を築いていく様子も面白くてワクワクする出だしですが、次第にちょっとありきたりな展開になったのが残念でした。

ヒーローは15歳で英国を出奔し、砂漠の民と生活を共にし妻帯、妻の死をきっかけに2人の子供を連れて帰国。英国人紳士としての自我が確立する前に、異文化に触れお世話になった砂漠の民の族長?を父のように慕ったゆえに、行動規範が彼と同じになってしまったようです。

英国の紳士としての振る舞いを教えるヒロインにいちいち抵抗するのをダメな男と思うか、思春期の多感な時期に出会った敬愛する男性と同じ行動をとっているダケなのに、いちいち注意されて不愉快になるのは仕方ない と思えるかで評価がわかれそう。

ヒーローの思い込みが "A real man does not love a woman."だけど、女は夫を愛するのは当然 なのはいかがなものとは思う

ヒロインのスキャンダルも現代の感覚では、そんなことで大騒ぎして引け目を感じるなんておかしい のですが、ヴィクトリアンでは大問題で伯爵令嬢としての未来はついえてしまう大事件です。これを知らないと、いつまでも過去のちっせー出来事にこだわるヒロインと彼女の魅力が半減しそうです。

スキャンダルはこちら

公衆の面前で男に強引にキスされた
その男は爵位も財産もある地元の人なので後見人も周囲も結婚するようにと言う
残念な性格の男なのでヒロインは絶対にそいつとは結婚したくないので、求婚を断る

公衆の面前で男とキスした「ふしだらな女」と噂され貴族の令嬢としての評判はめちゃめちゃ。今後、結婚は望めないし、社交の場に出ることも遠慮するような人生をおくらねばならなりません。

そのくらいならと家庭教師になり、その後ロンドンにて一人で生きていかねばならなくなった女性2人と知り合い家庭教師派遣業を立ち上げたのでした。当時としては珍しい自立を図ろうと努力する女性が、ヒーローに翻弄されすぎ?と感じたらイマイチかも

ヒーローは、ウインター子爵となっていますがWynterは名前、Viscount Ruskin ラスキン子爵と思うのですが.... 良くわからない。
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