強い風に吹かれ | むくみかんづめ ~ネフローゼ闘病にっき!~

むくみかんづめ ~ネフローゼ闘病にっき!~

今日も今日とて生きてます。

2011年6月にネフローゼの診断を受け、再発を繰り返しながら脱ステロイド目指してます!


昨日、久しぶりに本を読んでました。

下宿を始めてから劇的に読む本の数が減りました。

ひとりの時間は増えましたが、その分やりたいことも増えて

今までできなかったことをできている、そうとも言えますよね。


中村航さんの「100回泣くこと」

映画化ということで、先に読んでおこうと。

いつものことです。

ネタバレ含みますので

嫌な方は今日の日記は読まないでくださいね。





江國香織さんのデュークのように、犬が死ぬ話だと思っていました。

中村さんは以前から好きな作家さんでしたが、それが理由でこの話は読んでいませんでした。

でも。

実際は全く違いました。

少し変わったカップルの恋愛話。

そんな彼女が末期卵巣がんを患い、死んでしまう話。

彼女を無くした後、生きていくカレシの話。


入院している彼女に彼氏が聞くんです。

プロポーズの記念に何がほしいか

今は健康かな、彼女が答えます。

死ぬ直前、朦朧とした意識で彼女は言います

元気になりたい、と。


今この本を読むことになってよかったな、とそう思いました。

そうじゃなかったら、私は残された彼氏の気持ちでしかこの本を感じることができなかった。

確かに病気や症状や違うことはたくさんあるかもしれない。

けど。

入院することになったと伝えたあの日のこと

顔が浮腫んで浮腫んで人間じゃないかもしれないと泣きながら話したこと

薬の副作用で顔が丸くなってく自分が嫌いだと泣いたこと

一生、完治することはないことを話した日のこと

大好きな人に伝えた、いろんな状況をふと思い出して。

涙が止まりませんでした。




連絡を取らなくなって約1か月。

お互いに今何をしてるのか把握してません。

大切な人ってこんな簡単に失うものなのかと、思ってしまったくらいです。

大切な人のことを誰よりわかっているはずで、誰よりわかっていなかった。

近すぎて見えない部分をお互いに無視しすぎていたような気がします


親しき仲にも礼儀あれ


忘れてしまっていた気がします

落ち着くと見えてくることも、忙しさに感けて相手を見ようとしていなかった

嫌なところだけを見て

お互いを否定して

うまくいくはずがないと今ならわかるのに。


もう少し落ち着いたら、ゆっくり話してみたいと思います





そういえば。


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顎が!

でてきたよ!とうれしくなってツインテ。


忙しい日々が始まりますが

体調崩さないように外来迎えられますように。