ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

楽にならざり

2022年11月25日 | 精神障害

 今日は金曜日。
   嬉しいはずですが、近ごろ休日と言うと同居人が義母の世話に行くので、面白くありません。

 施設で他人の洗濯物と一緒に洗濯されるのは気落ちが悪いと、土曜日に大量の洗濯物を渡され、日曜日には終った物を届けに行かなければなりません。
 もちろん、我が家の洗濯も週末に済まさなければなりません。
 共働きでは、平日の夜に洗濯なんて面倒くさくてできません。
 洗濯だけで毎週必ず土日の両日、施設に通うことになります。
 さらには隔週の土曜日には整形外科にリハビリに、月に一度は掛かりつけの内科に連れて行かなければなりません。
   内科は平日行くので、それだけで月に一度は必ず年休を取らなければなりません。

 笑わざるを得ないのが、施設で良くしてくれる職員に配りたいからと、じゃがりこを100個買ってこいだの、高級梅干しを取り寄せろだの、千葉名産、与三郎の豆を大量に買ってこいだのと買い物をねだること。

 いくら駅前のマンションに住んでいるからと言って、何もかもが簡単に買えるわけではありません。
 しかもそれらは自分で食べるのではなく、義母のお気に入りの職員に配るためです。

 そこが切ないところです。

 職員さんも貰えばありがとうと笑顔を浮かべるでしょうが、正直そんな物貰ったところで嬉しくないでしょう。

 一つ一つは大したことが無くても、塵も積もればで、同居人は疲弊しきっています。

 最近、私が通院している精神科のクリニックに、同居人も同行するようになりました。
 精神病患者の家族が一緒に診察を受けるのは良くあることです。
 しかし同居人は、私の付き添いではなく、自ら精神科医に診てもらいたいと言い出し、私と一緒に月に1度、土曜日の夕方16時半に通院することになりました。

 あまり聞いたことが無い病名ですが、気分変調症という軽い精神病だそうで、抗うつ薬と抗不安薬が最低量処方されました。
 抗うつ薬は何が効いているのか分からない、と言っていましたが、頓服で出された抗不安薬はよく効くそうで、飲まないまでも、お守りのように持ち歩いています。
 精神科への通院という仕事が、また一つ増えてしまいました。

 これで夫婦とも精神病患者ということです。

 ただし、私は自立支援(重度)を受けているため診察費も薬代も1割負担ですが、同居人は重くないので、3割負担です。

 娘が精神科に掛かっているとは露知らず、義母の我儘は増すばかり。
 それでも義母の世話については手を抜かないのが娘の娘たる所以でしょうか。

 精神科に限らず、年をとると病院通いばかりが増えると言いますが本当ですね。

 今まで共済短期が毎月かなりの金額引かれて損した気分でしたが、最近元をとっているような気になります。

 疲れた同居人にはなるべく楽をしてほしいと、食事は外食やデリバリーがほとんど。
 料理や食器洗いは疲れるでしょうから。
 掃除や買い物、自分たちの汚れ物の洗濯、洗濯物干しは私がやっています。

 義母の洗濯物は、下洗いと称して洗濯機にかける前に1枚づつ手洗いしているので、同居人がやっています。
 これは大変な労力です。 
 これをやらないと義母にばれて、ひどく叱られるのだそうです。

 せめて洗濯だけでも施設に任せてもらえれば、ずいぶん楽になるのに。

 私たちは今、少しでも楽をするように心掛けなければなりません。
 そうでないと、心も体も壊れてしまいます。

 問題は仕事。
 こればっかりは楽ではないし、一日の大半を仕事に費やします。
 手を抜けばクビになるかもしれません。

 仕事をしながら楽をするというのは言語矛盾に近いような気もしますが、しかしこれを求めなければなりません。

 そうでなければ、生きていくことが困難になってしまうでしょう。


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