ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

勤労感謝?

2021年11月22日 | 仕事

 月曜日。
 普段ならひどく落ちているところですが、明日が勤労感謝の日でお休みのためか、落ち着いています。

 こんな風に落ち着いているところをみると、労働がいかに肉体にも精神にも悪影響を及ぼすか、痛感させられます。

 勤労感謝の日、元々は新嘗祭という神事を執り行う日でしたが、戦後、勤労感謝の日にかわりました。
 そういうのはいっぱいあって、明治天皇の誕生日は文化の日だったり、秋季皇霊祭は秋分の日だったりします。
 昔の名前のほうが由来が分かって良いように思いますが、敗戦ショックの一つでしょうか。

 勤労感謝の日、、互いの労働にたいして感謝する日だそうですが、そもそも自分が働ているのが嫌でしょうがないのに、感謝されたら逆に腹が立つような気がします。

 建前の美辞麗句はよしてくれ、というような。

 そもそも小役人の仕事は、出来て当たり前、出来なかったら叱られるけど、出来たからと言って褒められたり給料が上がるわけではありません。
 よくお役所仕事と言ってその能率の悪さや複雑さをあざ笑うことがありますが、事実、そういう面はあると思います。

 くだらない規則でがんじがらめになって、小役人自身が馬鹿々々しいと思いながら仕事をしているのです。

 一生懸命やっても、手を抜いても、忙しい部署でも暇な部署でも給料は同じ。
 忙しければ儲かる客商売とは対極にいます。

 給料が同じなら暇な部署のほうが良いと思ってしまうのは人情で、私も暇な部署に行きたいのですが、なかなかそうもいきません。

 そんな風だから、小役人の士気は極めて低く、労働意欲なんて立派なものがある人は皆無なんじゃないかと思います。

 それでも、馬鹿々々しいと思いながら、生活のために小役人を30年も続けてしまいました。
 60歳定年が守られる僥倖があったなら、あと8年で定年退職です。

 ところが定年年齢が伸びることは確実で、多分65歳まではのびるでしょうね。
 5年も伸びたら負傷者、病人、死者続出なんじゃないでしょうか。

 労働は肉体も精神もひどく蝕みますから。

 とくに現在進行形の情報革命、50過ぎのおじさんには、付いて行くのがかなり厳しい状況です。
 しかしついて行かないと、おまんまが食えなくなってしまいますので、若い職員にばかにされながら、必死で覚えています。

 私が若い頃、まだワープロが中心でコンピュータは一部の電子計算機専門の技官が扱うものでした。
 私たち事務官には魔法の箱に見えたものです。

 おそらくWindows95が発売されてから、爆発的にコンピュータは普及し、数年後には職員全員にパソコンが支給され、パソコン無しでは仕事が出来ないという状況が出現しました。

 今になってみると、パソコン無しでどうやって仕事を回していたのだろうと、不思議な気持ちになります。

 ごく若いころはパソコン無しで仕事をしていたのにね。
 勤労感謝というと、なんとなくお百姓さんや漁師など、第一次産業で頑張っている人を思い浮かべます。

 あってもなくても良いような学術機関で事務職をやるなんて、勤労とも言えません。
 苦行ではありますが。

 私も体力があったなら、第一次産業に就いてみたいと思います。
 しかし、冷暖房完備の清潔なオフィスで働き続けた私には無理でしょうね。

 せめては、異業種の方々に感謝申し上げて、私の勤労感謝の日にしたいと思います。


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