5月8日からコロナをインフルエンザなどと同じ5類に引き下げる、という報道に接しました。
感染症にいくつもの区分が分かれていることを初めて知りました。
しかし、大丈夫なんでしょうか。
単にコロナに慣れただけで、患者数が減ったという話は聞きません。
第一、コロナが、今日から5類になったから感染を止めようなんていう粋な計らいをするわけもありません。
相手は感染症なのですから。
スペイン風邪やペスト、コレラなど、過去、多くの感染症が猛威を降るいましたが、時の流れとともにそれらは収まりました。
コロナももちろんいずれ収まるはずですが、まだマスクの着用や手洗いの励行、3密を避けるといった行動は必要だと思います。
個人的なことでいえば、3年も毎日マスクを付け続けていたせいか、マスクを取って顔を晒すのが怖ろしくなってしまいました。
マスクを外すと、なんだか顔が引きつって紅潮するような感じがするのです。
マスク依存症なる言葉まで現れたそうです。
マスクを外すことが怖いのは私だけでは無いようです。
マスクには精神を安定させる効果もあると見えます。
もちろん、5月8日を過ぎたからと言って、マスクを外さなければいけないわけではありません。
なんなら一生マスク生活を続ければ良いわけです。
マスクに依存したところで、せいぜい夏場に目から上だけ日焼けして顔がツートンカラーになるだけのことです。
酒や麻薬、ギャンブルへの依存と違って、特別体に悪いことはありませんし、金がかかるわけでもありません。
それに、マスクを使い続けているせいか、この3年、コロナはもちろん、インフルエンザにもただの風邪にも罹患したことがありません。
マスクの威力は強力だと感じます。
それらの予防のために、マスク生活を続けるのも悪くはありません。
3年前以降に入ってきた職員は、最初からマスク生活で、お互い、どんな顔なのかよく知りません。
それは良くないかもしれません。
しかしマスクを着用するかどうかは個人の判断になるので、素顔が分からなくても、仕事に支障を来さなければ良いのです。
もう一つ気になることは、歓迎会や送別会、忘年会などの、職場では定番の宴会が復活するのかということ。
それらの行事は半ば仕事みたいなもので、心から楽しんでいる人はごくわずか。
大抵は仕方なく付き合っていると思います。
宴会を復活しても、そういうことに慣れていない若者は参加しないんじゃないでしょうか。
私も浮世の義理と諦めて、それら宴会には出席を続けてきました。
大して楽しいと思ったことはありません。
安い居酒屋で、不味い料理と安酒ばかり出てくるので、私はいつもほとんど手をつけませんでした。
コロナ禍の生活により、オンライン会議、リモートによる自宅での職場のパソコンの遠隔操作などが普及して、もはや後戻り出来なくなりました。
コロナが生んだ新しい生活様式は、そのまま生き続け、それが当たり前になるでしょう。
その時世界はどう変わるのでしょうね。
IT化はますます進み、おじさんは付いていくのに必死です。
ついて行かなければ、何も出来ない働かないおじさんが出来上がってしまいますすから。
まだ電子メールが普及して間もない頃、職場にはメールの操作を覚えようとせず、部下に出力させて紙で読み、返信を紙で書いて部下に入力・返信させるという怖ろしく時代錯誤なことをやっている年配職員が何人もいました。
年を取って新しい技術を覚えるのが億劫なのは分かりますが、それは職務怠慢というもの。
これからどんなに技術が進歩しても、そういうおじさんにだけはなりたくないと痛感します。