ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

雅楽からのお江戸散歩

2023年05月28日 | 散歩・旅行

 今日は皇居で開催された雅楽の演奏及び舞踊を楽しみました。



 東京駅で降りて丸の内側から皇居に向かって歩くと、すぐに和田倉門に到着。
 しかし、案内状では大手門から入るようにと書いてあったので、大手門に迂回。
 そこからがまた遠い。
 一般に開放されている東御苑を端から端まで歩き、東御苑を抜けたら今度は北の丸公園方面へ急な上り坂を登らなければなりません。
 東京駅についてからじつに30分もかけて写真の会場に辿り着きました。

 皇居と呼んでいる江戸城跡。
 徳川様という巨大な権力が築き上げた馬鹿々々しいほど広大なお城です。

 明治大帝以降の天皇陛下は江戸城跡にお住まいになり、様々な公務をこなされてきました。
 しかし賊軍とされてお城を召し上げられ、皇室に深い恨みを抱いているであろう徳川家の城跡に住むというのは良い気持ちでは無かったと思います。
 むしろ、徳川方の怨霊に苦しめられてもおかしくありません。
 一刻も早く京都御所にお帰りあそばし、はんなりした京言葉を操って、蹴鞠でもしていれば良いのです。

 それはさておき。

 雅楽というのは中国や朝鮮の影響を強く受けながらも、わが国で花開いた正当な音楽及び舞のことです。
 正当な、というのは俗楽と呼ばれる庶民の音楽があり、それと分ける必要があったために雅楽と呼んだのだそうです。
 平安中期にはほぼ完成した雅楽。

 今日の公演では、3曲の演奏と2曲の舞を堪能できました。
 テレビでほんの少ししか観たことが無かった雅楽は、上品で心地良いものでした。
 ただし、動きはゆっくりで音楽もゆったりしているので、最近の激しい音楽やダンスを見慣れている我々には、少々間が抜けて見えます。





 大胆にお日様の明かりを取り入れた天井に、玉砂利が敷き詰められた床。
 本来雅楽は庭園で催さていたようで、皇居の演舞場も出来る限り外で開いている風情を醸し出したかったものと推測されます。

 10時半開演で終わりは正午。
 わずか1時間半の公演で、少し物足りなく感じました。
 もっとも、和食などがそうであるように、もう少し楽しみたい、というくらいで止めておくのがわが国の美風ですから、致し方ありません。

 その後八重洲口に出て八重洲の繁華街でパスタと珈琲の昼をいただきました。

 少し歩いて、日本橋高島屋へ。
 未だにエレベーターガールがいるのですね。
 さらにはエレベーターボーイまでいました。
 やや時代錯誤のような。

 高島屋に寄ったのは、夏に欠かせないパナマ帽を購入するためです。
 前に購入したのが2014年の7月と、かなり年季が入ってくたびれてきたので、新たに購入しました。



 27,000円の散財。
 しかし30,000円はするだろうなと思っていたので、良い買い物です。

 同居人はかねて購入するかどうか迷っていた財布を購入。
 こちらは約30,000円です。
 アマゾンで売り切れてしまい、もはや手に入れることは出来ないと思っていたところ、高島屋でたった一つ、現品限りで販売されていて、何の迷いもなく購入していました。

 日々苦役に耐えて働いているのですから、このくらいは良いでしょう。

 雅楽を楽しみ、皇居から八重洲、日本橋にいたる長い散歩を楽しみました。
 これでまた明日から働けそうです。


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