老老介護と認認介護について詳しく説明します。
1. 老老介護
定義: 老老介護は、65歳以上の高齢者が同じく65歳以上の
高齢者を介護している状態を指します。
背景: 日本の高齢化と核家族化が進んでおり、夫婦や親子、
兄弟姉妹などの間で老老介護が増加しています。
問題点
- 介護には体力が必要であり、高齢者同士の介護は負担が
大きい。
- 移乗や入浴、着替え、排泄介助などの介助が時間を要し、
不安定な姿勢での介助は転倒の危険性があります。
- 介護者自身も体力的な限界があり、共倒れになるリスク
があります。
対策
- 介護者の体力維持やサポートを検討する。
- 介護者同士で助け合うネットワークを築く。
2. 認認介護
定義: 認認介護は、認知症の高齢者が同じく認知症の高齢者
を介護している状態を指します。
背景: 認知症高齢者同士の介護が増加しており、介護放棄や
虐待などの問題も発生しています。
問題点
- 介護者も要介護者も認知症を抱えており、日常生活に支障
をきたすことがあります。
- 介護者が自分が認知症であることに気づいていないケース
も多い。
対策
- 早期発見・早期治療が重要。かかりつけの医師に相談す
る。
- 介護者同士で情報共有やサポートを行う。
老老介護と認認介護は、高齢者の介護において重要な課題であり、適切な対策を講じることが求められています。
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