長いリボンが解けて




君が大人になる季節が来る。







ずっと変わらないでとか




偉そうなこと言えなくて









きっと僕は最後まで






君への想いを口にはしないのだろう。









交差する未来が来たらいいねなんて







もうきっと最後くらいなメールのやり取りが








僕にはとても眩しくて










反射する携帯の画面にそっと目を閉じた。









永遠に続くと思っていた日常の





ほんの「ひとかけら」が










痛いくらいに愛しくて














もう僕は旅を始めてしまったのだと思う。














言い訳が 居残りになって










ついた嘘が 校舎の屋上に引っかかって











君を好きになった時間が 制服に絡まって












これが きっと 僕の 未来になるのだと思う。


















大丈夫だよ、きっと。















君も。














そしてきっと 





僕も。