夜からの回しかないので、
晩御飯を済ませてからの
てくてくとシネ・リーブル池袋〜〜
 
わたしのお母さん
 
 
予告編からずっと気になっていたのに
上映館が少なくって、ようやくの今、
 
ストーリー説明の中で、
もしかしたらネタバレに繋がるような
繊細なことに触れるかもで
そこはご勘弁をね
なにしろ作品そのものが繊細なのだよ
 
田舎暮らしの寛子は
乳飲み子のいる息子夫婦と同居している
自分の家で気ままだが嫁には不満もある
 
ある日自分の不注意で失火してしまい、
10年以上音信のない長女のところへ
一時的にということで身を寄せることになる
 
長女の夕子は夫とマンション暮らし、
母親とは元々ソリが合わず
今回も緊張感が半端ない
 
しかし開けっぴろげの母親は
周囲の様子にはお構いなし、
相も変わらず子ども扱いして口うるさい
 
そこへ長男の嫁から
母親の荷物が大量に送りつけられる
嘆く母だが、次女の晶子も駆けつけて
母娘3人束の間の和やかな時を過ごす
 
だが母親の本質は変わらない、
あなたのためよ、
みっともない、
お母さんに恥をかかせるの…
 
ダメ親が使う言葉を発しまくり、
1ミリも共感できない石田えりがすごい
 
昭和丸出しの母親像だが、
抵抗できない娘もまた
おそらくは反抗期のなかったイマドキっ子か
 
母親に文句一つ言えず、
すぐに謝るもんだから
母の方はまたさらに怒る悪循環
 
でね、思ったよ、
反抗期は必要だ、
子どもの成長のためというが、
親にとっても成長の機会なんだな
って、こういうのをみていると感じる
 
母子家庭で子ども3人、
娘二人に息子一人、
っていうこの家族構成が
偶然我が家とおんなじで、
すごく切実
 
だが我が子たちの場合は、
奴ら自身が偏屈で(マジです)
長女のここに書けないような非行歴、
言わずと知れた末娘の8年家出、
息子は超頑固者で表現が難しいが
そんなこんなを経てきたからこそ、
今、すんごく娘たちと仲が良いhaha 
 
これはもう、修羅場をくぐった戦友、
くらいの勢いで、
おそらくはhaha が完全に
屈する勇気を持てたことが
和解の遠因であり、
その間に娘たちが社会に揉まれて
しっかりhaha よりも大人になった、
ってことで周期が噛み合ったのかな
 
てなことで、
石田えりママと井上真央娘の葛藤やいかに、
この娘の繊細な思いに心を寄せられないと
この作品自体を楽しむことは難しいかもで、
ひたすら長い沈黙のカットとか
こういう終わり方しかできなかったのかとか
あれこれをどう受け止めるかだな
 
で、haha 的には
途中ホントこの毒母に気分悪くなりつつも
なにが彼女をこうしたのかと
思わざるを得ない状況を楽しんだのではある
 
ああ、haha の場合、
和解できてよかったなぁ、
でもまだ油断禁物か、
老いたらなお不測の事態が
起こらんとも限らんしね(怖っっっ)
いや、だからこそ、
子どもとの距離感は大事なのさっっ
 
 
 
 
 

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