まるで何も知らず、
ただ facebookで友人が
見逃してはダメ、
と書いていたのでそれを信じて
TOHOシネマズ池袋へ
 
Flow
 
 
もともとアニメは
よほどのこと、というか
はずみで観る程度だから、
最初から眼中になく
ゆえに先入観もまるっきりなく
 
できればこれを読まずに
そういうまっさら状態で
観ていただけるといいかも〜〜
が、気にしない方は以下へどうぞ
 
水の豊かな森の中で
1匹の猫が気ままに過ごしている
 
時には犬に追いかけられても
帰る場所がある
大きな猫のオブジェのある庭、
飼い主は猫好きなのか、
作りかけの木像も見える
猫は小屋根を登って
自分のもののようにベッドに入る
 
ある日また犬に追われ、
森の中を逃げていると
今度は大きな動物たちが走ってくる
見ればその向こうから、
大水が襲ってくるのだった
 
なんとか逃げおおせて
家に帰ってくる猫だが、
そのオブジェも徐々に浸水する
 
じわじわと水が上がってきて
猫は家を捨て、
高いところを目指すが
途中で見つけた漂流船に乗り込む
 
そこにはすでにカピバラがいて
威嚇するが相手にもされず、
安心して過ごすことができる
 
そこに犬やキツネザルも加わり、
漂流の旅は続く
途中で助けてくれた鳥は
鳥の仲間から手ひどく追い出される
猫は恩を感じてそっと寄り添う
 
穏やかな旅も束の間、
廃墟と化した街はソドムかゴモラか
その上にそびえ立つのはバベルの塔か
 
人は一人もいない、
セリフも一言もない、
水が押し寄せ、
水が引いていく、
それで終わりではない世界
 
なにも主張していないのに、
心が痛むのは、
この目撃者がただただ無垢な目の
動物たちということゆえか
 
マジでこれは説明できない
初めて体験する世界観だった
例えば、風が吹くとき という
終末を描く名作もあるが、
もっとずずっと奥まで
突き刺された感じかな
 
ホントに、
観てみて、としか言いようがない
見逃すな、
と言ってくれた友人に感謝だ
 
ホットヨガの後に、
ハラハラドキドキの映画を観て
さらにその後だったので
眠気も心配だったのに、
1カット目から釘付けで
猫が犬に追われるシーンでは
思わず唸り声が出てしまった(冷や汗)
 
帰りのスーパーで
わざとカゴにぶつかった兄ちゃんに
むっちゃガンを飛ばしたけど、
そんなヤツもhaha も、
その頃には一緒に水没してるのね、
と思ったら、
ホントに小さい自分が愚かしかったよ
 
 
 
 
 
 

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