ヤクルト高津監督がマスク取った時の顔はめっちゃ面白い。きつね顔ですね。
特に鼻の穴がおもろい。
他チームの監督の顔に着眼できるくらい、2021年の9~10月はプロ野球に専念しました。
いやーおもろかったわあ。
結果は一番残念な形でしたが・・・また来年も優勝争いしてくれたらいいのにね。
個人的な意見ですが(矢野さんファンなんで。ちなみに私は大阪ドームのネット裏から現役矢野選手のホームランを見たことがあります。)
シーズン最終中日戦からCSと3つ見ましたが、ハナからツキの流れが先にあっちにいったままこっち来なかった残念な感じ。もちろんポイントになる惜しい配球とか、勿体無いエラーとかも原因で引き寄せれんかったんが敗因ですが。
CS二戦目は2点先制してよっしゃ流れこっちにきたか!と思ったのもつかの間・・・直後にまたエラーで手放すという形。ダブルプレー取れんかったのも、ちょっと痛いね~もったいなし。
しかしそれ以前に、特にCS一戦目とか、阪神のええあたりが野手の真っ正面とか、二戦目梅野さんのキャッチャーゴロなんてバットの握ってるとこ当たってほとんどデッドボールやんか~
「そらないやろ」ってのようけありました。
ラスト3試合は私の見る限り「アンラッキー」。もちろん相手投手がよかったのもありますけど。
阪神がCSファイナルいってたらもうちょっとヤクルトともつれてたようにも思うのですが、まあ結局ヤクルトを日本Sに送り出すために巨人が阪神に勝って、ファイナル負けたげたって感じですね。
あーたくさん残塁みましたわ(^_^;)
私も残念ですが、チームはもっと悔しいはず。来年はどうなるか???
神のみぞ知る。。。
とまあ、これって結構率直な感想です。
普通の阪神ファンなら「オエ~!」って腹たちまくってることだと思いますが。
私も20代でしたら怒りの持って行く場所もないくらいイライラしていたでしょう。まあいうたら、「ヤジでも飛ばしたくなる」そんな気分になっていたはずなんですが・・・
不思議とすがすがしいのです。
なんでかな?
年齢重ねて、丸くなったから?
いや、それだけではないと思います。事実、高齢者でも阪神負けて怒っている人たくさんいらっしゃいますので(^_^;)
+++++
さて、おかげさまで私は、この歳になるまでなんとか音楽で飯喰えております<(_ _)>
それが叶ったのが結婚直後のアラサーの頃でした。
もうあと1年食っていけんかったら、家庭のためにやめなあかんかなあと、恐れおののく日々。。。懐かしいです。
・・・その恐怖はいまでもあるんですが(^_^;)
20代はそらもう、自分の音楽力のなさを思い知り、課題を作ってはクリア、演奏したらまた課題が見つかり、そしてまた七転八倒してクリア。。。
そんな日々でした。
あ、もちろん今も課題見つけてはクリアの日々。ですが、基礎音楽力とか、体術、メンタルなどが格段に成長しましたので、おホホホホホ。
今は毎日「今日はどんな発見があるのかな~?」なんて感じで、とても楽しく成長できております。
逆に20代は、練習してもしてもなかなかクリアできないことが多く、ストレスの蓄積がハンパなかったです。仕事たくさん取っている同年代のミュージシャンとか横目に見ながら、悔しい思いだけはホントたくさんしました。
そういう時って、自分が情けないし、また、活躍してる人見たら羨ましいんですね。
気持ちがポジティブな時は「今に見てろよ」と頑張るんですが、凹んでる時とかそらもう自分なんかもうあかんのちゃうかって、ほんで「妬み」一色になります。
ほんで気晴らしに野球でも見るか・・・で、勝ってる時はいいけど、負けた時なんて最悪ですよね。もう説明する必要ないと思いますが(^_^;)
結局自分も含めてすべてに八つ当たりしたくなるんです。未熟やなあ~
そんな20代でした。
で、その後音楽で生計立てれるようになり、演奏も教室もおかげさまでたくさんお仕事させていただきました。そして30代後半のある日、生徒さんから甲子園のチケットいただいてヨメの吉加江と見にいったのです。
回が進んで、阪神満塁のチャンス!
でも結局3アウト、3者残塁・・・
そんな場面やったかな。
球場全体が「あ~あ」ってなってる時、ちょっと前のおっちゃんが大声でこう言いました。
「おえ~・・・・打たんかいこの下手くそ!」って。
つまり、やじですね。
リアルに「これがやじかあ、そんなんいう人いるんや~」と。生で聴くとちょっとびっくりするもんです。
で、そんときふと気づいたんです。
「あ、俺そんなこと思わんかった」って。
確かに打って欲しかったけど、下手くそなんて言葉はよぎらんかった自分に気づかされたのです。
+++++
そうなんです。フェンスの向こう側にいる人たちは、みんな超人なんです。
阪神ファンで埋まっている3塁側は中日ベンチ裏なんですが、僕は試合開始前に投球練習している川上憲伸投手の球を見てびっくりしたのです。
なんで人間があんな鉄の球をあんな速度で投げれるんだ!!
当時の金本選手が「セ・リーグNo1ピッチャー」と賞賛してる人は、こんなすごい球を投げるのか!!
ボールが、生き物みたいにミットに向かっていく・・・
そんな感じです。
だいたいキャッチャーまで15メートルもあるのに、そこにすごい球をボール1個分とか投げ分けたりするわけですから(^_^;)
しかも変化球でもストライクとったりわざとボールにしたり・・・
まさに神業。
そして、そのすごい球を打ち返して、下手したらホームランにでもしてしてしまうバッター。または打ち返したすごいライナーをいとも簡単に捕球する3塁手。
一体どんな運動神経してるねん??
私など、音楽のプロとかいうてるけどメジャーでもなんでもない。でも知っている、紙一重の差で音楽の出来が決まることを、そしてそのシビアさ、自分の力のたりなさ、などなど。
フェンスの向こう側の超人たちは、紙一重の勝負を常にして、三振を取ったり、ヒットを打ったり、凄い精度のせめぎ合いをしてるんですね。
そういうことを、試合前の投球、1回、2回・・・と回を重ねるごとに感じ、痺れていったのです。そして、僕も彼らのように一流のパフォーマンスがしたい。誰が聞いても素敵かっこエエと唸る演奏をしたい!
そんな風に思ったものです。
なので、我々フェンス外のギャラリーは、野球の素人。
そんな精度の高い、プロのせめぎ合いしてついた勝負に対して、口を挟む資格はないのです。
応援することは理にかなっているが、彼らのやっていることに「いちゃもん」をつけることはできない。
それは恥だし、「精度が高いことを要求されるような取り組み」をしてる人は、敬意を払うことはあっても、野次ったりはしないはず。
とおもったのでした。
+++++
ドラム始めてもうすぐ40年、ほぼ毎日欠かさず練習や演奏をしてきました。食ってけるようになって25年になろうとします。
音楽と真剣に向かい合ってこれたこと・・・これは「そんな生活してエエよ」っていういう風に音楽の神様とか、世間の皆様に許されて可能な話なんですね。
おかげで僕は、紙一重の世界に遊べるようになりました。
ほんまにありがとうございます。
ただし神様にこう釘刺されましたが 。。。
「お金は期待すんなよ、今後も」と (^_^;)