医療の目的って何でしょう? そんなこと今更聞くなよ! という人もいらっしゃるかもしれませんね。 でも意外と考えたことがない人がほとんどかもしれません。
実は医学部では健康については一切学ばない、ことを御存じですか?
私にはとても衝撃的でした。20年前、帯津良一医師から初めて聞きました。医学部では病気については学ぶけれど、健康については全く学ばないですよ~と豪快に話していました。
最初は驚きというか茫然自失。いくらなんでもそれはないだろうと思ったのですが、その後医師に聞くと皆同じ答えです。
病気については学ぶけれど、健康については学んだことがないと。
なぜそんなことになるのでしょうか?
医療の目的は、健康になるためです。病気の状態から健康になること。きっと世の中の多くの方々はそう思っていると思いますが、医学の世界の常識は必ずしもそうではないようです。医学とは病気をやっつけること。
「病気をやっつける=健康になる」、ということであれば良いのですが、事実はそうではないのが大きな問題です。それどころか病気をやっつけることで逆に大きく健康を損なうことになりかねない。
それに気が付き始めている人が多くなってきている。これからはどんどんそういう時代になってきます。