病気、という言葉を聞くだけで、恐ろしい! 怖い! という恐怖の感情が起きます。
恐怖があると、全力でやっつけなければ! という感情が私達を支配します。
強い感情に支配されると、他のことを考える余裕がなくなります。
薬という言葉は私達を安心させます。
きっと恐ろしい敵を害なくやっつけてくれる強い味方だと頼もしく感じます。
しかし私達が知っているのは、薬という言葉だけであって、
その実態や本質ではありません。
では薬の本質とは何でしょうか?
実は「薬」と「毒」は本質的に全く同じものです。
その本質とは、「生きとし生けるものの状態を変えることができる」ということ。
都合が良い時には薬を呼び、都合が悪い時には毒と呼ぶだけです。
そんなバカな! と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
では、薬がそんなに安全な強い味方であるならば、
なぜ薬は医師や薬剤師が介入しなければならないのでしょうか?
それは、薬は本質的に毒だからです。
摂り方を間違えると極めて危険になるからです。
ちなみに子宮頸がんワクチンをはじめとして、多くの薬の説明書には、
「劇薬」とあるのはご存じでしたか?
私は数年前までは知りませんでした・・・
薬の名前の多くは、「阻害剤」「促進剤」という名前が付いています。
要は、ある病気に対して「敵」を阻害し、
「味方」を「促進」する、ということです。
悪いものをやっつけてくれて、良いものを助けてくれる、
というイメージを起こさせますね。
それだけ見ると、素晴らしいように思えますが、
それが「言葉の力」というものです。
しかし、実際に起こることは、そういうイメージとはかけ離れています。
薬は本質的に毒ですから、薬の投与とは、
自分自身に爆弾を落とすようなものです。
もちろん限定的に落としているつもりですが、
それはあくまで「つもり」、であって、
そこからの連鎖反応は全体に波及します。
まったく想定外の思いもしないところを含めて全体に波及します。
それが、「副作用」と書いてあるものであり、
また「医原病」、つまり医療が原因の病の元です。
ではどうしたら良いのでしょうか?
どこにヒントがあるのでしょうか?
続く